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仲介業者を信用して当てにしても所詮は仲介業者!

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<仲介業者を信用して当てにしても所詮は仲介業者!>についてお話をします。

住宅の設計業務をしていると

色々な案件が出てきたり消えたりしながら

仕事にならない事ばかりを追いかけている時も有ります。

その様な仕事の場合は

何回もプランをやり替えていたにも拘らず

ある日を境に

その設計の仕事が消えてしまう事も屡々有ります。

例えば

アパートの案件の話が有って

急いでいる様で設計業務だったのですが

設計準備の途中で設計料の話をしたら

予算が無いから

他を当たって見るって言って

一旦は

その仕事が消えたはずなのに

廻り廻って

また依頼の話が来ています。

今度は

設計業務と監理業務の依頼だそうで

料金の話で流れるのは分かっているけど

事務所へ行くからと電話が入りました。

果たしてどうなるでしょうかね?

 

この様な話が有る中で今日は

インスペクションの電話相談者が

今日の昼に

確認申請図面や写真などを

持って来てくれるとの事。

その相談者とは

6年前に築35年の

既存住宅の「住宅診断」を実施した後に

その既存住宅を購入した方です。

最初の電話の時に話を聞いて見ると

何と

今年の3月に「売建て住宅」を購入して引越されたとの事

相談内容は

その住宅に引っ越してから色々と問題点が発覚し

一度家を見て欲しいと言う内容でした。

約束通りに今日の昼に

契約書などの書類を持って来てくれたのですが

書類の中に有るはずの確認申請図面は一式揃ってなく

尚且つ

確認済証ではなく計画変更申請書だったので

一番肝心な仕様書とか矩計図などが見当たりませんでした。

一様電気配線の位置を書いている電気図面は有ったので

スイッチの場所の問題など色々と聞いたのですが

聞いて思った事は

その「売建て住宅」を建てた工務店が

とてもいい加減という事につきました。

仲介業者は大手の不動産業者で

その工務店に

その場所の土地も仲介していたとの事でした。

今回の相談者様は

仲介業者が大手不動産会社だったので

仲介業者を信用して当てにしていた様でしたが

相談者様には

大手不動産業者であっても

仲介業者は仲介業者だから

信用しても無理ですよ!とお話をさせて頂きました。

ここでビックリしたのが

この新型コロナ禍の為に

住宅設備の取説もせずに

ただ単に住宅設備それぞれのQRコードを教えただけで

尚且つ

工務店の立ち合いも無しで

仲介業者だけで引渡しをしたとの事。

信じられない事だと受け止めてしまいました!

何かここからして問題が有りそうです。

色々と下調べをしてから

インスペクションに入る事にしますね!

 

今日の纏めとして

例え

仲介業者が大手不動産会社であっても

所詮

仲介業者は仲介業者の範疇(範囲)でしか

仕事はしないという事ですね!

この様な事にならない為にも

工事中の工程検査や

引渡し前の「住宅診断」を必ず実施しませんか?

という事で

今日のお話はお終い!

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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