Y&Y設計事務所
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基本的な住設の寸法を把握する事は必須!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<基本的な住設の寸法を把握する事は必須!>についてお話をします。

今日のお話は

確認申請図面を作成していて

冷汗を掻いたお話をします。

 

以前のブログで

廻り廻ってから最終的に

設計依頼が来た共同住宅のお話をしました。

 

この確認申請がもう少しで降りそうなのですが

これが一筋縄では行きそうに有りません。(笑)

 

確認申請の意匠審査が終わってから

消防署へ消防同意書を貰いに持ち回りをして

 

消防同意が降りたので

一日、二日で確認申請が降りると思いきや

 

何と

床面積を修正しないと

確認は降ろせないと言って来たのです。

 

その床面積の修正内容は

最初に作成していた

面積算定の方法が正しかったのですが

 

審査担当者が

スキップフロアーの階段部分の床面積を

ダブらせて面積修正しろと言うのです。

 

面積をダブらせる事は可笑しいのではないかと

再度その上司に確認して貰った面積を

 

今度は

最初に算出していた面積に

直して欲しいと言って来たのです。

 

まぁ

検査機関に逆らってもロクな事にはならないので

言われるがまま直す事にしました!

 

審査担当者によって泣かされる事は

今迄も有りましたが

 

今回は度を越しています! ☜ ヽ(`Д´)ノプンプン

 

話の内容を戻して

冷汗を掻いたのは

ユニットバスが入るかどうかを自分で確認せずに

プランを進めた事に冷や汗を搔いたのです!

 

界壁部分の壁下地の厚さが

25㎜と言うのは分かっていたので

 

前任者のプランよりも間口を20㎜多めに取って

プランを何気なく変更していたのです。 ☜ 結果的には良かったのですが!

 

ユニットバスの寸法も確認せずに

前任者のプランを基に作成したのですが

 

まさか

入らない寸法では無いと気軽に考えていたのです。

 

なかなか工務店の方が

ユニットバスを決めて来ないので

何気なく自分で探して見たのです。

 

探した資料に

ユニットバスの設置寸法が記載していて

 

その寸法を逆算して見ると

たったの5㎜しか余裕が無いと勘違いしたのです。

 

もし柱が少しでも傾いていたら

ユニットバスが入らないではないかと考えた途端

冷や汗がタラタラ・・・・。

 

何日か経って工務店から

ユニットバスの承認図をメールして来たのですが

その承認図を見て本当にホッとしたのです!

 

実際のプランの方が

設置必要最小寸法よりも更に5㎜広い事が分かったのです。

 

設置必要最小寸法とは

そのユニットバスを設置する為の最小内々寸法の事だったのです。

 

この承認図を見て初めて理解が出来ました!

 

つまり

実際のユニットバスの外寸の方が

設置必要最小寸法よりも24㎜狭い事が分かったので

全然悩む事では無かったのです。(笑)

 

最初に

パソコンで調べた時に設置必要最小寸法の事を

よく理解していれば良かったのですが・・・・(笑)

 

結果的に

結果オーライだったのですが

 

ユニットバスの寸法を

把握していなかった事と

 

前任者のプランを

何も考えずに進めた事の反省は

 

今後の共同住宅のプランを作成する上での

糧にさせて頂きます!

 

という事で

今日のお話は、大変恥ずかしいお話でした!

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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