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注文住宅を建てている工務店がこれだからね!

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<注文住宅を建てている工務店がこれだからね!>についてお話をします。

今日のお話は

中間検査の立会のお話をします。

 

注文住宅を依頼している工務店が

下記の様な不具合な施工を

していないとは言い切れませんよ!

 

先日

知り合いの設計事務所が設計した住宅の

中間検査に立ち会いました。

 

以前も同じ工務店が

施工した建物の中間検査に立ち会ったのですが

 

今回は

現場監督さんも立ち合いに来ていました。

 

役所の検査員が来る前に

建物全体を見せて頂いたのですが

やはり前回と同じ個所が気になりました。

 

一つは下記写真①です。

 

【写真①】

 

上記写真①を見れば

何を言いたいのかが分かると思います。

ユニットバス下部部分のユニットバス側から撮った写真です。

 

まだ

基礎断熱材の施工はしていませんが

この人通口部分に断熱材の蓋をしないといけないのですが

排水管や給水パイプ等何本も有ります。

 

この基礎断熱部分に

蓋をしないといけない部分はどの様に納めるのかと

現場監督に確認をすると

 

パイプ廻りは発泡ウレタンを吹き付けするとの事。

相当複雑な蓋形状になるでしょうね!(笑)

 

現場監督にメンテナンスの度に

発泡ウレタンを吹き直すのか?

お施主さんの事は何も考えないのか?

 

御社の設計担当にも何回か伝えているけど

何故

下記資料①の既製品を使用しないのか?

 

【資料①】

 

って段々腹が立って来ました。

 

もう一つは

妻側外壁の外壁通気構法の件で

通気金物は設置しないとの事。

 

ここの屋根は片流れ屋根です。

妻側外壁通気口金物を設置しないのであれば

妻側の外壁通気は一体どこに逃げるのでしょうか?

 

ここの設計担当者が言うには

水上の軒裏に逃げるから問題は無いと言うのです。

 

小屋裏換気の出口金物は棟換気です。

 

妻側外壁通気は水上側軒裏に入って

水上側の屋根タルキの間から小屋裏に通気が逃げて

そこから棟換気から外部に逃げると言う考えだそうです。

 

水上側の外壁通気も小屋裏に通気が逃げます。

 

単純に考えて

水下の軒の出が有る部分以外の2方向の妻側外壁通気

水上の軒裏に逃げて

水上の外壁通気と一緒に小屋裏に入って行くという事になります。

 

出口が小さければ

外壁通気が小屋裏に入れないと普通考えないのでしょうか?

 

そもそも

棟換気口面積は2階部分の床面積の1/1600の面積しか有りませんし

外壁通気の通気迄を考慮してはいません。

 

だから現実問題として

妻側外壁通気金物を設置していない場合は

外壁にカビまたは藻類が発生してしまうのです。

 

ホント腹が立つ!

 

腹が立っても仕方が無いのですが

注文住宅を建てている工務店がこれだからね!

 

という事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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