Y&Y設計事務所
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仕上がってしまえば見えなくなる重要な部分!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<仕上がってしまえば見えなくなる重要な部分!>についてお話をします。

今日のお話は

外壁貫通部分の防水処理のお話をします。

 

注文住宅を

工務店に依頼する時には要注意ですよ!

 

この外壁の

主な貫通部分として分かり易いのが

トイレの排水管や換気扇用のパイプ等です。

 

下記写真①の様に

サイディングと貫通部材(配管)廻りに

シーリングをキチンと打てば

シーリングが経年劣化する迄は

この部分からの雨水浸入は無いのかな?

 

【写真①】

 

しかし

もし雨水の浸入

その上部の方で何らかの原因で起こった場合は

透湿防水シートと貫通部材廻りの

防水処理がキチンと施工されていなければ

雨漏りになる可能性が出て来ます。

 

例えば

下記写真②の様な

防水処理に不具合が有れば

壁内に雨水が浸入してしまう可能性が高いですね!

 

【写真②】

 

最近の現場では

下記資料①の様な

成形品を使用する場合が多くなりました。

 

【資料①】

 

上記資料①は

フクビのパイプ用ウェザータイトの成形品です。

多くはこのタイプの成形品と同等品を採用していると思います。

 

下記資料②は

参考納まり図になりますが

少し見にくいかも・・・・。

 

【資料②】

 

上記資料①フクビの成形品に対して

 

下記資料③は

城東テクノの成形品です。

 

【資料③】

 

上記資料③の場合は

防水テープを後から貼らなくても良いタイプですね!

 

どちらにも

一長一短が有ると思いますので

工務店で使用し易いパイプ用の成形品を使用して

 

防水処理に

不具合が起きない施工を実施して頂きたいです!

 

今日の纏めとして

注文住宅を工務店に依頼される場合は

 

その工務店が

パイプ用の成型品

小口径の場合でも使用しているかを

確認して見て下さいね!

 

小口径の場合は

上記写真②の様に不具合事象になり易い

防水テープのみで防水処理をする場合が多いですから!

 

もし

小口径の成形品を使用していなければ

必ず使用する様にお願いして下さいね!

 

何故ならば

防水テープで小口径のパイプ廻りを

キチンと防水処理が出来る職人さんは

大変少ないと思いますから!

 

という事で

今日のお話は

仕上がってしまえば見えなくなる部分のお話でした。

参考になったでしょうか?

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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