Y&Y設計事務所
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私のパッシブデザインの考え方とは!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<私のパッシブデザインの考え方とは!>についてお話をします。

今日のお話は

高断熱・高気密住宅パッシブデザインのお話をします。

 

因みに

パッシブハウスとは何か?については

日を改めて何時かお話をしたいと思います。

 

実際のところ

広島市でパッシブ設計が出来る設計事務所(工務店)は

ホント2社くらいしかいないかな?

それだけ難しいという事ですね!

 

今現在

Y&Y設計事務所が出来る事は

高断熱・高気密住宅とパッシブデザイン迄です。

 

という事で

今日の本題に入ります。

下記資料①を見て下さい。

 

【資料①】

 

上記資料①を見れば

2025年の省エネ基準(4等級)や

2030年の省エネ基準(5等級)の

位置関係やUA値が良く分かると思います。

 

この資料にも書いていますが

断熱等性能等級6が

これからのスタンダード基準になりますので

 

これから住宅を考える方は

十分この事を考慮の上

省エネ性能を決めて下さい。

 

何度も言っていますが

幾らUA値を良くしたからと言っても

気密(C値)の値を疎かにしてはダメですよ!

 

必ず実測して

最低でもC値1.0未満にして欲しいですね!

 

パッシブハウスの場合は

気密の数値も決まっています。

因みにC値換算して見ると0.2くらいになる様です。

 

高断熱・高気密住宅の話に戻すと

 

このブログでは

2030年のZEH基準の等級5の

UA値0.60未満にしましょうと

何回も記載しています。

 

これで有れば

分譲住宅を建てる工務店も

何とかついて行けそうと考えたからです。

 

しかし

実際に施行するしないは工務店次第ですね!

 

注文住宅を建てようとしている方は

最低条件が

2030年のZEH基準のUA値0.6未満ですよ!

 

勿論

気密性能を忘れずに

C値0.5前後を目標にすれば良いと思います。

 

高断熱・高気密住宅の設計は

机上の計算なので

ソフトの基本操作を勉強すれば誰でも出せます。

 

難しい事と言えば

パッシプデザイン

高断熱・高気密住宅に取り入れる事です。

 

 

私が考えるパッシブデザインは

サッシの開口

南側は夏期に日射取得を考えて大きなサッシを取付け

北側は熱損失を押さえる為に小さなサッシにするとかの

基本的な考えでは無くて

 

住む人が心地よく住める様に

敷地の環境に合わせたサッシの取り方を考えたいと思っています。

 

例えば

北側の風景がとても美しかったら

窓を付けたくなりますよね!

 

この場合は

冬期の熱損失

どう少なくするか等を考える事が大切です。

 

ここで問題になる事は

費用対効果のお話になります。

 

つまり

北側に窓を開ける事で発生する熱損失を

何かで補充する事が必要になります。

 

例えば

その窓だけを高性能なサッシにするだけで

補充できるのであれば

それはそれで良い事です。

 

それでも足らなければ

何処かのサッシを取り止めるかどうか?・・・・

 

等々を色々と計算しながら実施して行けば

何とかなると思いますが

最終的には費用対効果になります。

 

パッシブハウスの設計であれば

元々が高仕様で費用が高額なので

そんなに費用対効果は考えなくても

出来るのかな?

 

後は

基本的な事では有りますが

 

特に

西面に窓を採光計算上の為に開けなければならない時には

スクリーン等日射遮蔽を考えたり

バルコニーを出して直射を避けるようするなど

 

些細な提案をして行けるかどうかが

私のパッシブデザインと考えています。

 

という事で

少し長くなりましたが、参考になりましたでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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