Y&Y設計事務所
対象エリア:広島・岡山・山口

telお問い合わせ

〒730-0731 広島県広島市中区江波西1丁目6番35号
営業時間:8:30~18:30    定休日:不定休    MAIL:info@yandykensa.com

買取再販住宅を購入する前にする事として!

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<買取再販住宅を購入する前にする事として!>についてお話をします。

今日のお話は

2000年の耐震基準以前の既存住宅を

購入される時の注意点のお話をします。

 

特に買取再販業者が販売する

綺麗にリフォーム工事を実施している

既存住宅の購入には要注意ですよ!

 

最初に

何時その既存住宅が完成したのかを良く調べて下さい!

 

もし

2000年基準以前の

1981年の新耐震基準以降の住宅でも要注意ですよ!

 

以前の

ブログにも記載していますが

2000年以前の建物の場合は

地盤調査を実施している可能性が100%近く実施していません。

 

これは

何を意味しているかと言いますと

 

よほど

立地条件が良ければ別なのですが

ほぼ普通の宅地に地盤調査を実施せずに建てていると考えた場合

 

その既存住宅の100%近くは

床の傾斜計測を実施すると

ある一定方向に床の傾斜傾向が確認される可能性が

大変高いのです。

 

買取再販業者の既存住宅の場合は

その既存住宅の床の傾斜が

よほど酷くなかった場合は

 

床の傾斜を直さずに

既存の床の上に新しいフロアーを貼りましをするだけ

床のリフォーム工事は終了です。

 

床の傾斜傾向を調査して

その傾斜の原因までを調査はしません。

 

もし

その既存住宅の

床傾斜の原因を調査せずに購入した場合

 

その床傾斜の原因が

地震によってさらに悪化した場合は

床の傾斜が更に傾く事が考えられます。

 

ここで言いたい事は

2000年以前の建物であれば

 必ず建物全体の床の傾斜傾向を調査して

 傾斜の原因は何なのかを目視の範囲で追求して下さい!

 

②床の傾斜を小手先で補修している場合が有りますので

 インスペクターによく調査の依頼をして下さい!

 

③床とは関係ないのですが

 床下の調査は絶対に絶対に実施して下さい!

 

④2000年以降の建物であっても

 建物全体の床の傾斜傾向を調査して

 傾斜の原因を目視の範囲で追求して下さい!

 

買取再販業者の既存住宅の場合は

とにかく

建物全体の床の傾斜計測

床下の調査は必須中の必須調査です!

 

今日の纏めとして

買取再販業者の

綺麗にリフォームされた既存住宅を

 

買取再販業者を信用して契約をしない様に!

 

と言っても

買取再販業者の物件紹介のホームページを読むと

 

「住宅診断」?

そんなものは必要無い!と思わせる

テクニック(術中)にハマってしまうのです!

催眠術に掛かったように!(笑)

 

契約をする前に

「住宅診断」を依頼して

床の傾斜傾向を確認して

その原因を目視の範囲で追求しませんか?

 

と言う事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊

「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊