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買取再販業者の既存住宅は要注意ですよ!②

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<買取再販業者の既存住宅は要注意ですよ!②>についてお話をします。

今日のお話は

前回に続いて売主買取再販業者

 

綺麗にリフォーム工事を実施している

「既存住宅」に焦点を当ててみます。

 

ここで

綺麗にリフォーム工事を

実施していると書きましたが

 

実際に良く見ると

え”ぇ~!って言う箇所が有りますよ!

 

どの様な所かと言いますと

エンドユーザーが見落とすであろう箇所です。

 

私達の様なインスペクターも

うっそぉ~!って笑ってしまいそうな

手抜きと言うのか?コストダウンと言うのか?

 

最初に

下記写真①、②を見て下さい。

別々の買取再販業者の既存住宅です。

 

【写真①】

 

上記写真①は

2階廊下に有る

小さな窓から撮った写真です。

 

1階屋根面は

劣化状態を見ようとして

覗き込まない限りは

 

上記写真①経年劣化

見落とされると思います。

 

依頼者に

診断報告書の説明をした時に

初めて依頼者が知った状況でした。

 

簡単に

見える部位に関しては

綺麗にリーフォーム工事を実施して

 

見えない又は気が付きそうでない部位は

リフォーム工事をしない?

典型的な買取再販業者の既存住宅ですね!

 

 

【写真②】

 

上記写真②の場合は

屋根も新しいS瓦に葺き替えられていて

 

外壁も屋根タルキも

綺麗に塗替えていたので

 

最初は

私も気が付きませんでした!

 

この上記写真②を

良く見て貰えば分かると思いますが

 

何と

屋根下地の野地板が見えていたのです。

 

下記写真③は

同じ建物の軒裏写真です。

 

【写真③】

 

軒裏仕上げ材が

経年劣化して

の様になった軒天材が残っていたのです。

 

この劣化事象を見てから

軒裏を再度チェックし直しました。

 

これには

ホントにビックリしました!

 

 

勿論この事は

「住宅診断」の依頼者は知りませんでした。

 

依頼者の方は

レンガ色のS 瓦がとても気に入っていたので

軒裏を直して貰う条件で購入されるのかな?

 

これが

買取再販業者の既存住宅なのです!

 

買う気満々の

エンドユーザーの心理を巧みについた

リフォーム工事には要注意ですからね!

 

今日の纏めとして

前回のブログと今回は

建物の外廻りで注意する箇所のお話をしました。

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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