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床下基礎立上り外部貫通スリーブ穴は要注意!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<床下基礎立上り外部貫通スリーブ穴は要注意!>についてお話をします。

今日のお話は

新築分譲住宅に限らず

床下基礎貫通部分

不具合事例のお話です。

 

下記写真①は

トイレの排水管を外部に出す為に

基礎のスリーブ穴

排水配管を通している写真です。

 

見ての通り

排水配管廻りにすき間が有り

そのすき間から外部のが漏れています。

 

これでは

シロアリにどうぞ床下に入って下さいと

言っている様なものですね!

 

【写真①】

 

上記写真①の場合は

フラット35の「木造住宅工事仕様書」

基礎配管スリーブ設置の箇所に

 

配管スリーブと配管とのすき間蟻道となる事を防止する為

当該すき間には防蟻性の有る材料を充填する事が重要である。

と書かれています。

 

因みに

防蟻性の有る材料とは

ルーフィング用コールタールピッチや

ゴム状の瀝青シール等。

 

この場合は

工務店も直さないとは言い難いですが

防蟻性が有る材料で充填するか迄は難しいのかな?

 

 

下記写真②は

基礎工事中に

基礎内に雨水が溜まらない様に

雨水を排出する為の水抜き穴です。

 

【写真②】

 

この水抜き穴の処理として

基礎内で塞ぐ事を実施している工務店は

ホント見た事が有りません!

 

この水抜き穴を

基礎内部から塞ぐ様に指摘しても

 

外部の基礎モルタル仕上げ

穴を塞いでいるから・・・

シロアリが侵入する事は無いと言って

直そうとはしません!

 

建築基準法違反ではないので

強くは言えませんが

住む人の事(不安)は考えていないですね!

 

伝え方としては

外部の基礎モルタル仕上げに

ひび割れなどが入った場合は

 

シロアリの侵入や

洪水などが発生した場合は

床下浸水しますから補修して下さい

 

って言っても

工務店は直そうとはしませんね。

 

現実的な事を考えた場合は

其のままにして置くかどうかは

住む人が考えるしかなさそうですね!

 

では

いつ補修するのか?

床下断熱欠損リカバリー補修をする時に

一緒に補修を依頼されたら良いと思います。

 

 

今日の纏めとして

床下に入っての調査をしなければ

この様な不具合は発見できません。

 

住宅を購入される方は

床下・小屋裏に入っての調査が有る

「住宅診断」を依頼して下さいね!

 

という事で

今日のお話は

床下基礎貫通部分のすき間のお話でしたが

参考になったでしょうか?

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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