Y&Y設計事務所
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柱等の直下率検討はプラン作成時には必須!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<柱等の直下率検討はプラン作成時には必須!>についてお話をします。

今日のお話は

プラン作成の時に

何を考えて作成するのかのお話です。

 

いつも

新築分譲住宅のプランを考える時は

柱・耐力壁の直下率

構造区画を考えて作成します。

 

それと

太陽光発電が設置できる様に

屋根南面を広くとる事も考えます。

 

今回の敷地状況は

東西に長い敷地で西面に道路が有り

南北の奥行きは7.5mになります。

 

下記資料①は

今回作成した

直下率を計算した資料になります。

 

【資料①】

 

上記資料①は

Y&Y設計事務所

今回プランの柱・耐力壁の直下率を検討した

最終結果になります。

 

下記数値は

基本直下率プランの直下率です。

柱の直下率:60%以上   ☞ 67.50%

耐力壁の直下率:50%以上 ☞ 73.33%

 

構造区画の方は

4Pまでのスパンの両端には必ず柱を配置をして

 

その梁に梁を架けた場合の上には

2階の柱を出来るだけ載せない様に考えています。

 

下記図面①は

西立面図になります。

 

【下記図面①】

 

上記図面①を見て分かる様に

屋根南面に太陽光発電が載せれる様に

屋根面を広く取っています。

 

屋根勾配は

発電効率を考えた場合は

4.0寸勾配が良いのですが

 

ここの用途地域が

第一種低層住居専用地域なので

 

北側斜線制限がかからない様に

北側屋根の桁を300程下げて

大屋根の方は2.0寸勾配にしています。

 

間取り的には

1階に3帖のドライルーム

洗面脱衣室に接して配置していますので

 

西面のバルコニーは必要無いのですが

エアコン室外機置場と

1階の掃出しサッシ部分の西日を防ぐ為に

設置しています。

 

 

今日の纏めとして

Y&Y設計事務所

2階建て木造の設計依頼が有った場合は

 

下記3項目は必ず検討します。

①柱・耐力壁の直下率

②構造区画による柱・梁の配置

③太陽光発電の為の屋根面の向き・広さ

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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