Y&Y設計事務所
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基礎貫通穴などを防蟻の為に塞ぎましょう!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<基礎貫通穴などを防蟻の為に塞ぎましょう!>についてお話をします。

今日のお話は

既存住宅も新築住宅も

床下基礎貫通部分の

すき間を塞ぎませんか?と言うお話です。

 

塞ぐ材料として

ホウ酸が含まれている

シーリング材やパテ(粘土状)がお勧めです。

 

そもそも

何で塞がなければならないのか?

 

建築基準法上で言えば

別に塞がなくても

建築基準法違反にはなりませんので

 

住宅を施工する工務店は

塞ぎたくなければ塞がなくても構いません。

 

ただし

民法改正後の

「契約不適合責任」を考えた場合

 

確認申請図書の仕上げ表などに

「住宅金融支援機構の木造住宅工事仕様書に基づき施工する」

等を記載していれば

 

その仕様書に記載している様に

配管スリーブと配管とのすき間

蟻道となる事を防止する為には

 

防蟻性のある材料を充填することも

重要と記載されていますので

すき間を塞がなければなりませんね!

 

上記の様に

法律の解釈は難しいので

 

単純に考えて

シロアリによる蟻害を防ぐ事を考えれば

基礎の貫通部分のすき間

塞ぎましょうね!となります。

 

しかし

下記写真①~③の様に

新築分譲住宅の殆どが

床下の基礎貫通部分廻りのすき間

水抜き穴を塞いでいません。

 

この不具合事象を

買主側

売主側(工務店)補修依頼をしますが

 

どれだけの

売主側(工務店)が補修するだろうか?

 

結局は

民法改正後

「契約不適合責任」に問えるのは

 

上記の文言の様に

設計図書に記載していればの話になるのかな?

 

【写真①】

 

上記写真①の

不具合事象の場合は

 

たまにコーキング

配管廻りを塞いでいる場合は有りますが

 

下記写真②の

外部に貫通している穴に

給水管を通している場合は

 

外部でモルタル仕上げをする時に

モルタルで穴を塞いでいるから

床下側から塞ごうとはしません。

 

【写真②】

 

 

下記写真③は

基礎工事の時に開けた水抜き穴ですが

この穴も上記写真②と同じで

床下側から塞ごうとはしません。

 

【写真③】

 

 

 

今日も纏めとして

住宅金融支援機構の工事仕様書に限らず

 

シロアリ被害を受けない為に

ホウ酸が含まれている材料で

床下基礎貫通部などのすき間を塞ぎましょう!

 

もし

売主側(工務店)が補修しない場合は

Y&Y設計事務所へ連絡下さいね!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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