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木造住宅は2000年がターニングポイント!

今回は、<木造住宅は2000年がターニングポイント!>についてお話をします。

今日のお話は

広島県限定(特に広島市)の

2000年以前の既存住宅のお話です。

 

木造住宅にとって2000年という年は

大きな変わり目のターニングポイントですね!

 

以前のブログでも

品確法や地盤調査・耐震構造等の

お話でもアップしています。

 

本題に入ります。

広島県(特に広島市)限定としたのは

2001年3月24日に

芸予地震が発生しているからです。

 

広島市の

売り出してそんなに月日が経っていない

大きな団地の真下に活断層が通っていて

 

酷い所で

その団地の敷地が10cmくらい

段差が発生していたりしていました。

 

団地を造成した会社は

事前に活断層が通っている事は

知っていたと思いますが

 

それに対しての

責任云々は無かった様気がします。

 

勿論

既存住宅の瓦などが

バス道路に散乱したりしていましたが

倒壊した建物が有ったとは聞いていません。

 

この芸予地震を

無事切り抜けた住宅で有っても

無傷な木造住宅はそう無かったと思います。

 

既存住宅に住んでいた方は

自宅の壁や基礎のひび割れ等見える箇所は

それなりに補修したとしても

 

当時はまだ

「住宅診断」と言うものが無く

 

床の傾斜等の調査は

余程の傾きが無い限りは実施していないと考えます。

 

下記写真①は

明らかに芸予地震での被害と考えられます。

 

住んでいる方は

それなりに

床の傾斜には気が付いていましたが

 

慣れも有って

生活には支障はなかった様です。

 

実際の床の計測をした結果

最大12.8/1000を中心にして

有る方向に集中的に床が傾いていました。

 

床下に入っての調査をしてビックリの地割れです!

地割れの長さは2m以上は有りましたね!

 

【写真①】

 

 

この住宅の住宅診断の後からは

2000年以前の既存住宅は

特に地割れの有無もチェック項目に入れました。

 

先程も書きましたが

住んでいる方は

床の傾斜に関しては

ずっと住んでいる家なので

慣れてしまっていて全然気にしていません。

 

なので

購入される方が気付かなければ

悪意の無い瑕疵になるのかな?

 

 

今日の纏めとして

特に広島県で

崖(法面)の上に建っている

2000年以前の既存住宅を購入される方は

 

芸予地震を受けている建物なので

 

詳細な床傾斜計測と

床下に入っての調査は必須と考えますよ!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?

 

勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。