Y&Y設計事務所
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セルフ・インスペクション 外廻り②として

今回は、<セルフ・インスペクション 外廻り②として>についてお話をします。

今年の初めから新型コロナウイルスの為に

自宅に居る事が増えて来ていると思います。

この機会を利用して

劣化事例の説明を参考にしながら

一度、自宅を総点検してみましょう!

 

外廻り②として

基礎のひび割れをチェックして見ましょう。

下記写真一枚目の様なひび割れが有れば

そのひび割れが有った面の裏側にも

同じ様なひび割れが有るか無いかを調べてみて下さい。

 

【基礎ひび割れ不適合写真】

 

もし

同じ様なひび割れが存在した場合は

次のような可能性が有ります。

二つのひび割れを繋いだラインと

それに並行して

建物の近くに敷地より低い法面が有った場合は

不同沈下の可能性が考えられます。

 

部屋内での確認の仕方として

法面に対して直角方向のサッシ又は木建具のタテ枠に

下記写真の様な隙間が有るかどうかを見て下さい。

 

【内障子の下部に隙間が開いている不適合写真】

 

上と下の隙間の開き方が違っていて

他の建具も同じ隙間の開き方をしていれば

不同沈下の確率が大きと考えても良いです。

 

ただ

この建具の上下が違う隙間が

即、不同沈下の不適合事象という訳では有りませんので

その他のセルフ・インスペクションをしてみて下さい。

例えば、床及び壁の傾斜計測する事などです。

 

もう一つは

上記にプラスアルファになりますが

二つのひび割れを繋いだラインと

それに並行ではなく

ライン延長線上に下記の様な

ブロック塀の目地などにひび割れが確認される場合

 

【ブロック塀目地にひび割れ不適合写真】

 

この場合に考えられる事は

基礎のひび割れは

地震が原因のひび割れと考えられます。

もし

ひび割れのライン上の近くに床下収納庫などが有って

床下の状況を確認出来る様で有れば、

床下に地割れ及び地盤陥没の有無も確認して見て下さい。

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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