Y&Y設計事務所
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床下の劣化事象②として

今回は、<床下の劣化事象②として>についてお話をします。

今回の床下の劣化事象は

「建物状況調査」的なインスペクションでは

ほぼ発見されない不適合事象のお話です。

3月11日のブログにも

同じ「床下の劣化事象として」を記載していますので

②を付けました。

今回の「床下の劣化事象」の内容は

普通の条件で発生する劣化事象とは違い

外部からの力が加わった為に発生した事象です。

 

下記写真の場合は

地震が原因と考えられる

地割れの写真です。

地震が原因と言っても

地割れが発生する前の

敷地廻りの条件が揃っていて

尚且つ

地震が原因と想定出来るだけの

他の事象も総合的に考えての結論です。

【床下地割れの写真①】

地割れの長さは3m弱で

幅は5㎜程度でした。

 

次の下記写真の場合は

地割れが行きやすい敷地の条件が揃っていて

隣地敷地に分譲マンションの建設が始まった事が

地割れの引き金になったと想定出来ます。

この地割れ以外にも

色々沢山の不適合事象が発生した建物でした。

【床下地割れの写真②】

 

上記2枚の写真は

床下に入っての検査を実施した事で

発見された不適合事象です。

床の傾斜計測による数値が

判定基準を大きく上回っていた場合は

床下の地割れの可能性も無いとは言い切れません。

 

中古住宅を購入する前には

敷地廻りの状況をチェックし

もし

隣地に低い法面が有った場合は

不同沈下になる色々な条件が揃い易いので

「住宅診断」をシッカリして

特に

床の傾斜計測を綿密にして下さいね!

また

隣地で将来的に

大きな建物が建つ計画が有る場合は

その工事が始まる前に

建設業者の方で

建物の傾斜等のチェックを綿密に実施する様に

依頼して下さいね!

その工事が原因で

家に不適合事象が発生した証拠として証明できますから。

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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