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住宅に何かの評価などが付いていますか?

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<住宅に何かの評価などが付いていますか?>についてお話をします。

今から購入しようとしている

新築分譲住宅にしても

中古住宅にしても

特に

注文住宅を建てようとしているその住宅の

30年後を見据えた時に

下記二つの認定・評価制度の

どちらかが付いていれば

住宅性能に関して

泣き寝入りする様な後悔まではしないと考えます。

今日のブログは

少し専門用語が入りますが

住宅を購入するのであれば

この事は調べておいた方が得ですよ!

と言う様なお話です。

 

◆長期優良住宅の認定住宅にすれば

 〇劣化対策の場合は

  劣化の軽減<等級3>以上

 〇耐震性の場合は

  耐震<等級2>以上 ☜ お勧めは<等級3>

 〇維持管理・更新の容易性の場合は

  維持管理対策<等級3>以上

 〇省エネルギー性の場合は

  温熱環境<等級4>

の仕様で住宅が作られ

尚且つ

30年間の維持保全計画書に沿って

決められた時期に点検・補修(メンテナンス)を

実施する事が決められています。

この維持保全計画を実施するには

毎月の積立をシッカリと計画していなければ

その都度

リフォームローンを

組まなければならない可能性が

出て来る可能性が有りますので

要注意です!

 

◆BELS評価制度のZEHにすれば

最初に

BELSとは何か?

[住宅の省エネ性能]を

星(☆)の数で表示する制度です。

少し詳しく説明すると

建築物の省エネ性能は

大きく『外皮性能』『一次エネルギー消費量』

の2つに分けられます。

『外皮性能』は

断熱材やサッシのなどの建物を包む外皮が

どれくらい熱が通り易いのかをUA値で表し

数値の小さいほど良いとされます。

因みに

広島の場合は6地域なので

省エネ基準のUA値は0.87以下ですが

ZEH仕様であればUA値は0.60以下に

する事が基準になります。

『一次エネルギー消費量』は

エアコンや給湯器(エコキュートなど)といった

家電設備の性能によって増減します。

計算される建築物の規模によって

標準的な「基準一次エネルギー消費量」が割り出され

家電設備の仕様・性能によって

「設計一次エネルギー消費量」が求められます。

この「設計一次エネルギー消費量」が

「基準一次エネルギー消費量」と比べて

どれだけ削減できたのかを表す数値がBEI値です。

BEI値の数値が小さいほど良く

星の数5つの場合は

一次エネ消費削減率が20%以上が

BEI値が0.8以下

星の数4つの場合は

一次エネ消費削減率が15~19%が

BEI値が0.85~0.81となり

省エネ基準を満たしていない

星の数が1つ迄数値が有ります。

次に

ZEHとは何か?

ZEHとは

ゼロ・エネルギー・ハウスの略称です。

BELSは

建築物の省エネ性能をラベル表示(星の数)する制度ですが

ZEHは

太陽光によって一次エネルギー消費量削減率が

0%以下になる住宅を示す言葉になります。

つまり

使う電力より創る電力の方が多い住宅になります。

使う電力を少なくする方法として

①断熱性能をよくする

 ・熱伝導率が低い断熱材を使用する。

 ・熱貫流率が低い開口部(サッシ等)を使用する。

②高省エネ性能の設備機器を使用する

等があります。

で最後に

消費する電力を賄う為の

創る電力の代表として

太陽光発電システムが上げられます。

この太陽光発電システムを設置し

使用する電力より

創る電力が多く出来た住宅が

ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)なのです。

 

以上の二つ

◆長期優良住宅の認定住宅

◆BELS評価制度のZEH

の認定・評価制度が付いた住宅であれば

色々な

補助金・税制優遇が受けられ

今のところ

30年後も

それなりに性能が有る住宅と考えられますが・・・・?

できれば

許容応力度の構造計算をした耐震等級3と

HEAT 20のG2仕様またはG3仕様まで

ステップアップすれば

断熱性能では今のところ言う事無しかな?

 

今日の内容は、少し難しかったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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