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スラブ筋の定着長さは定着起点位置が肝心!

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住宅を建てる又は購入する前に

是非、一読下さい!

 

今回は、<スラブ筋の定着長さは定着起点位置が肝心!>についてお話をします。

今日のお話は

ベタ基礎のベース筋定着長さのお話です。

 

4月26日のブログに

ベタ基礎スラブ配筋の定着長さに要注意!

という記事を記載しました。

 

下記図面①は

その時に添付している

定着長さを分かり易く書いた図面です。

 

【図面①】

 

 

この図面で記載している40dは

ベース筋の径の40倍の長さが

定着長さとして必要と言う内容ですが

 

今日のブログでは

その40dも含めての内容を補足して行きます。

 

そもそもの

40dの係数

コンクリートの設計基準強度「18」とした数値です。

 

実際に住宅の基礎に用いられる設計基準強度

「21」以上が一般なので35d以下のです。

 

しかし敢えて40dを採用しているのは

もしかしたら「18」を使用した場合が

有るかも知れないので念の為です。

 

ここのブログでは

コンクリートの設計基準強度

「18」とした数値で説明します。

 

下記資料①は

鉄筋コンクリートの鉄筋定着長さの取り方を

説明している資料です。

 

【資料①】

 

 

上記資料①の

左上の赤線で囲っている箇所に書かれている

フック無しでの定着長さを取り方が記載しています。

 

この定着長さの取り方で

上記図面①の定着長さを計算しています。

 

ここからが

今日のメインのお話になります。

 

上記資料①の

「表ー3異形鉄筋の定着の長さ」

赤線で囲っている箇所を見て下さい。

 

ベース筋に90°フックが有る場合の

定着長さの取り方が書かれています。

 

フック部分の余長長さが8d以上を前提として

定着長さ30dが必要です。

 

計算すると

定着長さは30×13=390㎜が

必要になります。

 

定着長さだけを考えた場合は

フック無しの40×13=520㎜より

短くなっています。

 

しかし

ここで要注意なのは

フックの余長長さ8d(104㎜)を

忘れている場合が有ります。

 

この余長長さ

8d(104㎜)に満たない長さの場合は

 

例え定着長さが390㎜有っても

スラブ筋の定着足らずになりますから

要注意です!

 

スラブ筋のフックの角度は

135°や180°のフックは採用しません。

 

なので90°フックでトータルの長さは

104+390=494㎜です。

 

フックの折り曲げ長さを含めた場合は

フック無しの40dの520㎜と

ほぼ変わりませんね!

 

なので

最初からフック無しで

スラブ筋の定着長さを考えた方が無難ですよ!

 

 

今日の纏めとして

スラブ筋の定着長さを考える時には

定着長さの起点をハッキリさせる事と

図面と現場での根切寸法の差異が無いように!

 

という事で

今日のお話は

参考になりましたでしょうか?

 

昨日のウォーキング&ジョギング

距離は11.5km  歩数は12,687歩

トータル737日目(休んだ89日間含む)

総距離6,422.3km

総歩数8,417,454歩

 

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今回は、これで終わります。

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