Y&Y設計事務所
対象エリア:広島・岡山・山口

telお問い合わせ

〒730-0731 広島県広島市中区江波西1丁目6番35号
営業時間:8:30~18:30    定休日:不定休    MAIL:info@yandykensa.com

自宅を建てる敷地を購入する時の注意点として

「住宅診断」を数多く実施して

不適合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない様に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<自宅を建てる敷地を購入する時の注意点として>についてお話をします。

今日のお話の内容は

今まで「住宅診断」を実施していて

その不適合事象を多く目の当たりにした経験を基に

今から新たに自分の住宅のプランを考える人達の為に

プランを作成する時の考え方

または

注意する点のお話を少ししてみます。

第1回目なので

今から土地探しの段階の人の為に

お話をしてみます。

住宅のプランを考える時に

一番大きな要素は

住宅を建てる敷地の形状や現況です。

その敷地に接する道路が南に有るのか?

それとも北か東か西かによって

玄関の位置が変わります。

 

敷地を決める時の注意点として

其の一

ウナギの寝床みたいに敷地割りをしている

間口の狭い敷地は

出来れば選ばない方が無難です。

もし

既に購入しているのであれば

部屋内に

どの様に日射を採り入れるか?です。

その敷地が

南北に長い敷地で奥行きが十分有れば

2階南側に吹き抜けを配置すれば

何とか

LDKに日射が入り易くなるのかな?

東西に長く南北の間口が狭い敷地で

東西どちらかに接道している様な敷地の場合は

部屋内に日射を採り入れる事は

至難の業かな?

 

其の二

敷地の北側に道路が有って

3方が隣地で敷地の形状も正方形に近い

一見

良好な敷地と思われる敷地が有ったとします。

気を付ける事は

3方の敷地に建っている建物が

隣地境界線からどれくらい離れて建っているか?

特に南側の建物が総二階の住宅で

敷地境界線に隣接して建っていた場合は

要注意です!

南側に

奥行が4mの広い庭を取り

南側にLDKのプランを作成したとしても

冬至の時期には

南側の住宅の日影の為に

2、3か月の間

殆ど日射が入らない

入ったとしても短時間しか

入らない事も考えられます。

工務店などがプランをした場合

隣地の建物の日影が

どの様に影響するか等は

考えていないと思います。

なので

南側に広いお庭が有るプランが出来ましたよ!

って言う説明になり易いですね。

悪意は全く無いと思いますけど・・・・。

それを確かめる為に

「等時間日影図」の作成を依頼してみて下さい。

隣地の建物の配置や高さは概算になると思いますが!

そうすれば

LDKに日射が何時間入るかが

概ね事前に分かりますよ!

 

日射に関しては

もう一つの考え方として

日常の「生活様式」を考えなければなりません。

例えば

夫婦共働きの場合で有れば

LDKに日射の時間が短くても

日常の生活にそんなに影響は無いと考えた場合は

最初に記載した

東西に長い敷地で

日射が入らなくても良いと考える事も出来ます。

 

其の三

隣地との高低差や

道路との高低差がある場合は

「不同沈下」の可能性が有ります。

建物を建てる時に

想定外の出費がかかる場合が有りますので

高低差が有る無しに関わらず

地盤調査を実施してから

購入を考えた方が無難ですよ!

 

今日の纏めとして

敷地を選定する時には

日常の「生活様式」を考慮する事も大切です。

ただ単に

日射が良く入る家に

拘る必要が無い場合も考えられますので

よくよく考えて決めて下さいね!

それと

敷地の「現況」もよく検討する事が必要です。

隣地などが低い場合は

「不同沈下」の事も忘れずに対策して下さいね!

最後に

省エネ住宅(高気密高断熱)の事を考えた場合は

上記の話とは少し変わっていきます。

家のプランを考える時には

その地域に又は土地に合った

省エネプランを考える事が必要になりますので

工務店に

プランを依頼する時には

事前に

その事を伝えて下さいね!

省エネ住宅のお話は

また別のブログに記載しますね!

 

今日のお話は

「住宅診断」とは余り関係が無かったですね!

今回は、これで終わります。

 

◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊

「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊