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床下断熱材欠損をどの様に補修するのか?

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<床下断熱材欠損をどの様に補修するのか?>についてお話をします。

新築分譲住宅の

購入を考えている方は

床下の断熱材欠損の有無を

必ず確認して見て下さいね!

今日のお話は

自分で床下を確認出来ない場合は

「住宅診断」を依頼して

必ず床下の検査も実施しましょう!

というお話です。

 

では本題に入ります。

それなりの地場の工務店が建てた新築分譲住宅でも

床下の断熱欠損まで

現場監督がチェックする事まではしませんし

そこ迄の施工品質まで実践している工務店は

ほぼ無いと考えます。

何故

床下の断熱材欠損の事を

しつこくお話するのか?

例え

机上の省エネ計算では断熱性能を良い住宅でも

下記の写真の様な断熱欠損が有れば

外部の冷たいすき間風が

ガンガン入って来ますよ!

そうなれば光熱費が高く付きますよ!

洗面脱衣所の床下断熱欠損の場合は

ヒートショックを起こす可能性が高いですよ!

という事をお伝えしたいからなのです。

ただし今回は

ユニットバス下の基礎断熱欠損のお話は省きます!

 

【写真①】

 

上記写真①は

キッチンの床下収納庫廻りの

断熱材の入れ忘れ?の写真です。

この床下収納庫廻りや

洗面脱衣室に有る床下点検口廻りも

意外と床下断熱材の入れ忘れが有ります。

この様に大きな面積が有る場合は

床断熱材と同じ断熱材を入れて貰いましょう!

 

【写真②】

 

上記写真②は

洗濯機用の排水トラップの廻りが

断熱補修をしていない写真です。

この場合の補修方法は

一液性の発泡ウレタンで補修する事をお勧めします。

補修をして貰いましょう!

 

【写真③】

 

上記写真③は

トイレの給排水廻りが

断熱補修をしていない写真です。

この場合の補修方法も

一液性の発泡ウレタンで補修で良いですね!

これも必ず補修して貰いましょう!

 

【写真④】

 

上記写真④は

フロアーコンセント部分の写真です。

この場合は

一液性の発泡ウレタンをコンセントに

直接吹いて補修しても良いのか?

この事をコンセントメーカーに確認して

問題が無ければ補修して貰いましょう!

 

【写真⑤】

 

上記写真⑤は

大引きとの取合い部分に

床断熱材施工不良によるすき間の写真です。

この場合も

施工不良ですから

一液性の発泡ウレタンで補修して貰いましょう!

築浅の既存住宅を購入する場合で

売主に補修して貰えない場合は

ホームセンターなどで

一液性の発泡ウレタン(カートリッジ)を購入して

自分で補修するのも案外返って良いかもです!

何故ならば

上記②~⑤以外にも小さなすき間が有りますので

徹底的に隙間を潰して行けば

床からのすき間風が物凄く減少すると思いますよ!

 

今日の纏めとして

新築分譲住宅の場合は

必ず床下に入って

床下の断熱材欠損の検査を実施しましょう!

それは何故か?

よく聞かれる事が有ると思いますが

マンションなどに住んでいた人が

念願の一戸建てマイホームを購入したのに

家の中が寒いという話を聞いた事が有りませんか?

大きな理由を簡単に言いますと

木造住宅の場合は

断熱性能気密性能がマンションなどと比べた場合

大変大きく劣るからなのです。

そのギャップを少しでも縮める為に

床下の断熱材欠損を補修しませんか?

という流れでお話をさせて頂きました。

という事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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