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外壁目地の種類によってメンテナンス費用も変わります!

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<外壁目地の種類によってメンテナンス費用も変わります!>についてお話をします。

既存住宅(中古住宅)の購入を検討している方は

外壁の状況がどうなっているのか?

塗替えメンテナンス時期は?

などを良く確認しないと

思いもかけない費用が出ますので

気を付けて下さいね!

 

今日のお話は

外壁目地の不具合事象でも

外壁材などによって色々と違いますので

それぞれの補修方法などのお話をします。

 

【写真①】

 

上記写真①は

外壁モルタル仕上げの目地部分に

ひび割れが入った写真です。

目地を切る目的は

モルタル外壁面の四方八方にひび割れが入ったら

補修後の見栄えも悪くなるので

それを防ぐ為に約900ピッチくらいでタテに目地を切ります。

そうする事で

外壁にひび割れが入る時に

目地の中にひび割れが入り易くなり

ひび割れの補修をやり易く綺麗に

効率良く出来るメリットが有ります。

問題は

目地に入ったひび割れだから

ほって置いても問題は無いのではなく

ひび割れ幅が0.3㎜以上になりましたら

出来る範囲でシーリング材で補修をして下さい!

外壁塗装の防水性は約10年で劣化しますので

10年が過ぎたら

塗替えメンテナンスを実施して下さいね!

その時にひび割れも綺麗に必ず補修して貰いましょう!

ただし

10年になる前に

0.5㎜以上のひび割れが2、3か所出てきた場合は

不同沈下などの不具合事象が発生している可能性が考えられます。

新築住宅の場合は

瑕疵担保責任保険の絡みが出て来ますので

家を建てた工務店に調査の依頼をされたら良いと思います。

工務店が無くなっていたら

直接

瑕疵保険法人へ調査依頼をしてみて下さい!

もし動きが悪ければ

「住宅診断」「不具合事象の検査」

インスペクターを探して依頼して見て下さいね!

 

【写真②】

 

上記写真②は

外壁サイディングの目地に

経年劣化の小さいひび割れと

シーリング材とサイディングの取り合いが

剥離している写真です。

このシーリングや外壁サイディングの防水性は

やはり10年を目安に

シーリングの打ち替えも含めた

外壁塗替えメンテナンスをお勧めします。

塗替えメンテナンス費用を安くあげる為に

シーリングの打ち替えをしない場合が有りますが

出来る限り

シーリングの打ち替えもお勧めします。

 

【写真③】

 

上記写真③は

プレハブメーカーの既製品の目地材が

経年劣化及び建物の振動によって外れています。

まだ築浅の建物で有れば

軽く押したり叩いたりすれば

直る場合が有りますが

築古の建物で有れば

もうどうにもできない場合が殆どですね!

このプレハブメーカーの住宅の場合は

この目地材の取り替えは

プレハブメーカーで施工をしない限りは

取り替えが出来ません。

つまり

その目地材は

市販には出回っていない様です。

メーカー品に拘れば

費用が高くなってしまいます。

という事で実際は

既製品の目地を撤去して

シーリング打ちをしている事が殆どの様ですね!

どちらにしても

プレハブメーカーの場合は

極端な言い方をすれば

プレハブメーカーでメンテナンス工事をしなければ

建物の色々な特典?が

失われる場合が有りますので

既存住宅(中古住宅)の購入には要注意です!

 

今日の纏めとして

外壁の塗替えメンテナンスは

どの外壁も10年を目途に考えて下さい!

その時に

屋根材が和瓦以外の場合は

塗替えメンテナンスが必要なので

費用的な事も考えた場合は

外壁塗替えと一緒にすれば良いと考えます。

という事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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