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24時間換気の吸気口パイプ廻りは要注意!

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<24時間換気の吸気口パイプ廻りは要注意!>についてお話をします。

新築分譲住宅の

工事中を見に行く事が有れば

是非

24時間換気扇及び給気口パイプ廻りの

外部の防水テープ処理及び室内の防湿気密処理

チンと施工されているかをチェックしてみて下さい。

特に

室内の防湿気密処理がキチンと施工されていない事が

大変多いですよ!

 

今日のお話は

24時間給気口パイプ廻りの

お話をします。

 

下記写真①、②は

24時間換気の吸気口パイプ部分の

防水処理テープでキチンと施工されている写真です。

実際のところ

外部の防水処理は

意外とキチンと処理されている事が多いですね!

外壁サイディング張りの業者が施行しますので

下記写真①の様に

形成品を使用して処理する場合と

下記写真②の様に

防水テープで防水処理をする場合が有ります。

 

【写真①】

 

 

【写真②】

 

 

問題なのは

室内の防湿気密処理の方です。

 

【写真③】

 

上記写真③を見て下さい。

不具合事象①として

気密テープを使用する所に

養生テープを代用品として使用しています。

不具合事象②として

断熱材が入っていない断熱欠損も有ります。

不具合事象③として

貫通パイプの防湿気密処理が出来ていません。

どうですか?

折角

外部の防水テープ処理がキチンと出来ていても

室内の防湿気密処理が出来ていないのです。

新築分譲住宅では

殆どが施工不良と思われます。

では

何故この施工がダメなのか?

冬期には

断熱欠損による熱損失と

それに伴う壁体内結露から

カビの発生または木材の腐朽の原因になり

梅雨から夏期においては

室内側に防湿フィルム及び気密テープの施工不良で

室内に結露発生に伴うカビ発生が考えられます。

実際には

これらの事象が

目で見えない所で発生している事が考えられます。

 

今日の纏めとして

たかが

24時間換気の吸気口の穴ぐらいで

大袈裟に言うなと工務店側は言われるでしょうが

しかし

これは明らかに施工不良なのです!

何故ダメなのかは

上記で説明した通りですので

新築分譲住宅を契約する前に

シッカリとチェックして下さいね!

という事で

今日のお話は、参考になりましたでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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