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新築分譲住宅購入前に3項目は必須検査ですよ!

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<新築分譲住宅購入前に3項目は必須検査ですよ!>についてお話をします。

今日のお話は

自宅の「住宅診断」のお話です。

この住宅は

3年前に依頼が有った住宅で

当時は

築3年の2階建て木造住宅で

デザインも大変スマートの今時風の住宅でした。

何故

「住宅診断」を依頼されたのですか?

と聞いて見たのです。

そしたら

売主側と色々と揉めていて・・・・。

SNSでインスペクションをする所を探していたら

たまたま

Y&Y住宅検査のブログを見つけたそうです。

ブログを読まれてから依頼をしたとの事。

売主側とのトラブルは何ですか?

って聞いて見たのですが

結局最後まで

答えてはもらえませんでした。

「住宅診断」の結果の写真の一部が

下記の写真です。

 

【写真①】

 

上記写真①は

小屋裏の外壁防火構造の認定違反です。

小屋内側にプラスターボード張り未済です。

この状態で果たして補修できるのか疑問ですね!

 

【写真②】

 

上記写真②は

ユニットバス下の基礎断熱の点検口部分に

断熱材の蓋が有りません。

床下の断熱欠損になります。

この不具合事象も補修しようとしても

いつでも点検が出来る様に

断熱材の蓋を取り外しが出来る様にする事は

給排水管をやり替えない限りは難しいでしょうね!

 

【写真③】

 

上記写真③は

洗面ユニットの給排水管が

床の断熱部分を貫通している写真です。

見ての通り

配管廻りには断熱材が充填されていません。

床下の断熱欠損になります。

これは

一液性の発泡ウレタンで簡単に補修は出来ます。

 

【写真④】

 

上記写真④は

温水配管パイプの保温材の寸足らずです。

この不具合も簡単に補修は出来ます。

もう一つの不具合事象として

外壁の通気構法に関しては

パラペットの屋根だったので

確認は出来ませんでした。

この建物の「住宅診断」の報告書を

作成しながら考えた事は

売主側との揉め事は何だろうか?って考えても

外壁通気構法の件か?

ユニットバス下の

基礎断熱設置未済による断熱欠損なのか?

小屋裏の外壁防火構造認定の件なのか?

と言っても

この3項目は

エンドユーザーには分からない事だから

これ以外の事になるのかな・・・・?

床・壁の傾斜は全然問題は無かったので

結局

良く分からないまま報告書の説明が終わりました。

 

今日の纏めとして

新築分譲住宅は

この住宅に限らず

①小屋裏外壁防火構造認定違反

②ユニットバス下基礎断熱蓋設置未済(床下断熱材欠損)

③外壁通気構法の未完結

3項目の不具合事象(3不事トリオ)

今現在も継続されていますので

要注意して下さいね!

という事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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