Y&Y住宅検査
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「柱の直下率」以上に重要なのは「構造区画」ですよ!

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<「柱の直下率」以上に重要なのは「構造区画」ですよ!>についてお話をします。

今日のお話は

新築分譲住宅の購入を考えて

インスペクションを依頼される方は

柱・耐力壁の直下率も一緒にチェックして見ませんか?

と言うお話です。

 

新築分譲住宅の「住宅診断」

2階の床の傾斜計測が良くなかった物件で

原因は

2階の載りが悪かったという事で

「住宅診断」の報告書をしていた物件です。

改めて

CADソフトで柱の直下率の検証をしてみました。

下記図面①を見て下さい。

 

【図面①】

 

2階廊下と洋室との境の床の傾斜測定値が

図面を見て下側の床傾斜基準を±0とした場合

最大で6㎜下がっています。

床の傾斜は2/1000なので

品確法の6/1000と比べたら大した事は有りませんが

まだ完成して間もない

人が住んでいない新築住宅ですよ!

もうこの時点で

4.5帖の狭い部屋で6㎜もの傾斜が付いているのです。

一般的な「建物状況調査」的なインスペクションで有れば

上記図面①の様な

床の計測点を計測する事が無いので

床の傾斜が最大2/1000が計測されました。

という報告で終わりでしょうね!

判定基準の許容範囲だから

もしかしたら

問題が有る床の傾斜は有りませんでした。

で報告をされるかも知れませんね!

 

【資料①】

 

で今回は

この建物の直下率

CADソフトで計算した見ました。

その結果が

上記資料①になります。

最初に見て貰いたい所は

壁の直下率が33.75%になっています。

1階と2階の壁が一致している部分が

青色になっている部分です。

ほぼ外周のみという事が分かります。

ここで

よく聞く話で

総2階の建物だから

耐震性が良いと思われがちです!

しかし

この建物の直下率の数値が物語っています。

柱の直下率は39.62%

分譲住宅では良い方ですが

問題は

外周以外の2階の壁の直下率は

ほぼ0%に近いという事が分かります。

「構造区画」を考えた場合

「構造区画」の基本的な考えの

梁の両端を柱で支える事が基本です

この建物の場合は

4.5帖の2室の縦の4壁ラインの梁には

見事に1本も梁を支えている柱が有りません。

信じられない事ですね!

この建物の「住宅診断」を依頼された方は

この建物を契約しませんでしたので

今この様に検証してみて改めてホッとしています!

しかし

この新築分譲住宅を購入された方がいます。

皆さんは

どう思われますでしょうか?

今日の纏めとして

柱の直下率は耐震性の事を考えた場合は

大変重要ですが

それよりももっと重要なのが「構造区画」です。

これがキチンと出来ていなければ

2階の床の傾斜の原因になります。

という事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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