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既存住宅の不具合事象には要注意!

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<既存住宅の不具合事象には要注意!>についてお話をします。

今日のお話は

既存住宅を見に行って

下記写真の様な不具合事象を発見した場合は

その既存住宅を契約する前に

必ず

「住宅診断」を依頼しましょうね!

と言うお話です。

 

下記写真①、②、③は

買取再販業者のリフォーム工事後の

既存住宅の不具合事象の写真です。

 

【写真①】

 

上記写真①は

新しいキッチンに取り替えて

内装材も綺麗に張り替えている写真です。

この写真を見てお分かりと思いますが

キッチンの左側と壁との取合いにすき間が開いています。

この様なすき間が有る場合は

必ず床に傾斜が付いていますので

契約は控えた方が無難と考えます。

ですが色々な事情も有るでしょうから

契約前に床の傾斜計測を厳密に実施して

建物の傾斜傾向を把握しておきましょう!

 

【写真②】

 

上記写真②は

基礎のひび割れ補修方法として

Uカットしてからシーリング打ちを実施していて

木造住宅としては手間を掛けた補修方法です。

補修した後に

基礎仕上げ面に塗装施工を実施していますが

ここ迄するのであれば

Uカットした跡を補修モルタルで

補修してから塗装すれば

良かったのではないかと思います。

もし実際に

この様な基礎のひび割れ補修をしていた場合は

相当大きなひび割れと判断できます。

この様な

基礎に大きなひび割れが有る場合は

得てして

床の傾斜が大きい場合が考えられますので

必ず

契約前に厳密な床の傾斜計測を実施して

建物全体の傾斜傾向を確認しておきましょう!

 

【写真③】

 

上記写真③は

セメント瓦又はコンクリート瓦と考えられます。

何故

買取再販物件の既存住宅なのに

屋根の塗替えメンテナンスを実施していないのか?

まだ

瓦の状態が良いのならば納得できますが

この様に劣化が進んでいる不具合が有る屋根なのに・・・・?

この様な場合は

何か理由が有るはずです。

どちらにしても

屋根のメンテナンスをしないといけませんから

追加金額が出て来たとしても

売主側で塗替えメンテナンスを依頼しましょう!

もし

売主側

屋根の塗替えメンテナンスをやらないのであれば

契約は控えた方が良いと考えます!

 

【写真④】

 

上記写真④は

基礎と土間との取合いにすき間が開いている写真です。

このすき間の原因として考えられるのは

建物か土間コンクリートのどちらかが

必ず不同沈下していますので

契約前に

建物の床の傾斜を厳密に計測して

建物の傾斜傾向を確認しておきましょう!

もし建物の方が大きく不同沈下していれば

契約を控えた方が無難ですよ!

せめて

不同沈下の原因を突き止めてから

根本から補修する事をお勧めします!

という事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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