Y&Y設計事務所
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不具合事象の写真から契約不適合事象に!

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<不具合事象の写真から契約不適合事象に!>についてお話をします。

今日のお話は

断熱材が引き起こした

不具合事象のお話をします。

 

因みに

下記資料①、②は

今回の断熱材に関係が有るのでアップしました。

 

【資料①】

 

【資料②】

 

上記資料①は

断熱材をそれぞれの厚さ別に

色分けされた梱包が写っています。

 

上記写真②は

厚さ別に色分けされた梱包の中の断熱材の写真です。

 

梱包材は厚さ別に色分けされていますが

中身は色分けされていません。

 

なので

現場でキチンと厚さ別に管理しておかなければ

混ざってしまう事が無いとは言い切れませんね!

 

では本題に入ります。

新築分譲住宅の「住宅診断」

断熱材の厚さ迄を検査する事はしません。

 

今回たまたま

小屋裏に入っての検査を実施していて

断熱材の入れ方が雑だったので不具合事象として

写真を撮っていたのです。

 

「住宅診断」の報告書を作成する為に

写真を整理していた時に

 

たまたま

断熱材を包んでいる袋に

「55」と印字されている数字を見つけ

 

新築分譲住宅の「住宅診断」だったので

メールで頂いていた矩計図を確認すると

天井断熱材の厚さは75㎜になっていました。

 

????

もし「55」の意味する事が断熱材の厚さで有れば

不適合事象になり

ただ単に不具合事象では無くなってしまいます。

 

念の為に

この「55」の印字された断熱材の写真を

メーカーにメールして確認して頂いたところ

55㎜の断熱材という事が判明しました。

 

この新築分譲住宅は3階建てで

各階の階間天井裏には

厚さ55㎜の断熱材を敷く仕様になっていましたので

 

最上階の3階天井にも55㎜の断熱材

間違って入れたのか?

 

それとも

たまたまその部分だけ断熱材

55㎜の断熱材が

混ざっているとは思わないで施工したのか?

 

まぁ

どちらにしても迷惑な話ですね!

 

この様な事が発覚してしまうと

「住宅診断」に於いて

断熱材の厚さ迄チェックをしないと・・・・。 ☜ わざわざチェックはしません!

 

チェックをしませんと言うよりも

全ての断熱材の厚さチェックは出来ません(不可能です)!

 

今日の纏めとして

新築分譲住宅の「住宅診断」に於いて

 

偶々の不具合事象の写真から

不適合事象が発覚してしまったお話でしたが

 

「住宅診断」

まだまだ奥が深いですね!

 

という事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これでお終いにします!

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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