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軒ゼロ住宅は台風に弱い?

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<軒ゼロ住宅は台風に弱い?>についてお話をします。

今日のお話は

軒ゼロ住宅の雨仕舞についてお話をします。

 

昨日の未明から

大きな台風が接近して来て

出勤する時間帯に最接近するニュースが・・・・。

 

台風が直接上陸する訳では有りませんが

ニュースなどで煽るものだから・・・・。

 

前日の内に

植木鉢などを家の中に取り入れたりと

ベランダ廻りの掃除などで大忙しでした。

 

まぁ結局今回も

大した風も被害も無く通り過ぎてホッとしました!

何もない事が一番ですね!

 

新築住宅等の

工事中などの物件を

抱えている工務店の現場監督の方は

 

台風が直接上陸するか分からない時でも

事前に足場の養生ネットを棒巻にしたり

 

透湿防水シートを張った直後で有れば

台風で吹き飛ばされない様に

胴縁などの羽柄材で透湿防水シートが剥がれ飛ばない様に

 

ホント

てんやわんやの状況でしょうね!

以前勤めていた工務店もそうでしたから・・・・。

 

台風が

何回も上陸する時なんかは

足場の養生ネットを

棒巻から張り直したと思ったら

また棒巻をする為に現場を飛び回る時期です。

 

お話を本題に戻します。

 

この時期の調査依頼が多くは

やはり雨漏り調査になります。

 

今のところ

軒ゼロ住宅の雨漏り調査の依頼は来ていませんが

 

設計事務所の

建築士としての立場から言えば

 

やはり

軒ゼロ住宅の軒・ケラバ廻りの納まりが気になります。

 

下記資料①は

住宅保証機構の「雨仕舞いの基本」から

引用させて頂いた資料です。

 

【資料①】

 

上記資料①は

工務店に対して

軒ゼロの納まりの注意事項の説明に

使用させて頂いている資料です。

 

この資料の良い所は

透湿防水シートを野地板まで張り上げている所と

 

軒の納まりやケラバの納まりにも

キチンと外壁通気用の通気部材が書かれています。

 

まぁ

ここまでキチンと透湿防水シートを張り上げていれば

安心なのかな?と考えていますが

張り上げるのは良いとしても問題が有ります。

 

その問題は

小屋裏換気の吸気金物として考えた場合はどうするか?

ここを解決する事が必須条件ですね!

 

という事で

今日のお話は、台風関連のお話でしたが

参考になったでしょうか?

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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