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バルコニー排水ドレンにも施工の良し悪しが!

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<バルコニー排水ドレンにも施工の良し悪しが!>についてお話をします。

今日のお話は

バルコニー排水ドレンのお話をします。

 

単純に

排水ドレンと言っても

横引きドレン縦引きドレンが有ります。

 

因みに

バルコニーの下に居室が有る場合は

横引きドレンを使用する事が殆どだと思います。

 

何故ならば

もしドレン廻りから雨漏りが有った場合

縦引きドレンを使用して天井裏に排水管を配管していれば

1階室内天井に雨漏りの被害が出る可能性が有る為です。

 

今日ブログに挙げたのは

排水ドレン廻りの施工方法が悪いと

排水ドレン廻りに雨水が常時溜まる様になります。

 

残念ながら

調停中の物件なので今日のブログには

雨水が広範囲日溜まっている写真を載せる事ができません。

 

なので

一般的なバルコニーの排水ドレンの写真を上げて

それぞれの良い悪いをインスペクターの目から見て

説明して行きます。

 

下記写真①は

一般的に多い施工方法ですが

この場合の注意点は

排水口底の高さよりも排水穴底の高さが高いのです。(気持ち)

 

【写真①】

 

下記写真②は

穴の廻りの膨らみから考えれば

下記写真③の

成形品を使用していると思われます。

 

【写真②】

 

下記写真③の

成形品を使用する場合は

形成品の厚さを考慮して下記写真③の様に

廻りよりも少し側溝底の高さを下げる工夫が必要ですね!

 

【写真③】

 

上記写真③の様に下げていれば

ドレン廻りに雨水が溜まって

苔が発生したような汚れが付かなくなると思います。

 

下記写真④は

上記写真③の床の勾配を取る施工よりも

簡単に床の勾配が施工できる方法になります。

 

【写真④】

 

上記写真④は

バルコニーの水下に側溝を施工し

尚且つ

ドレンの手前を側溝の底よりも更に低くして

水溜めを施工しています。

 

上記写真は横引きドレンのお話でしたが

下記写真⑤は

縦引きドレンの写真です。

 

【写真⑤】

 

上記写真⑤の場合は

横引きドレンよりも施工精度は

そんなに雨水が溜まる事は少ないのかな?

 

今日の纏めとして

新築分譲住宅を見に行った時に

このドレン廻りに雨水が溜まり易いかどうかも

チェックして下さいね!

 

という事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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