Y&Y設計事務所
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まさか新築分譲住宅でも傾斜の不具合が有る?

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<まさか新築分譲住宅でも傾斜の不具合が有る?>についてお話をします。

今日のお話は

新築分譲住宅なのにぃ~・・・・?

についてお話をします。

 

普通に考えて

新築分譲住宅の場合の床・壁の傾斜

 

下記傾斜チェック図面①の様に

ほぼ0/1000に近い計測結果が出ると考えます。

 

悪くても

3/1000以内が1、2箇所有るかな?って言う程度です。

 

【傾斜チェック図面①】

 

 

しかし

下記傾斜チェック図面②の様に

 

2階のある壁の傾斜の通りが

4/1000以上有ったのです!

【傾斜チェック図面②】

 

上記傾斜チェック図面②をよく見ると

3/1000の壁傾斜も固まって確認出来ます。

 

この傾斜の原因は?って考えた場合

 

上棟時柱の建てりチェック

実施するのを忘れたと考えるのが妥当かな?

 

壁の傾斜が4/1000と計測されたと所に

高さ2mのタンスを置いた場合

 

タンスの下部と壁とのすき間

何と8㎜開いてしまう計算になります!

 

まぁ

子供部屋として

勉強机とかベットを置くのであれば

 

そんなに

生活には支障は無いのかな?

 

ただ

この住宅が注文住宅の場合

 

明らかに

契約不適合責任」が問える不具合と考えます。

 

今回の建物は

新築分譲住宅なので

 

その壁の傾斜を

納得して購入するか?

値引き交渉をするか?

又は購入を諦めるか?

の選択肢のどれかになるでしょうね!

 

 

今日の纏めとして

新築分譲住宅でも

「住宅診断」を実施しなければ

上記の様な不具合事象を見逃す事になります。

 

契約後に

上記の壁の傾斜が確認された場合

 

瑕疵が存する可能性が大きい判断基準の

6/1000未満なので

 

果たして

「契約不適合責任」を問えるかどうか・・・・?

って考えた場合

 

瑕疵の判断基準の

6/1000未満の傾斜なので難しいかな?

 

って言う前に

売主側と事を荒立てるのが面倒くさいから

伝えるだけは伝えて

後は「泣き寝入り」するのでしょうかね?

 

Y&Y設計事務所の考え方として

新築分譲住宅を契約する前には

 

必ず「住宅診断」を実施して

不具合事象の有無及び不具合事象の程度

確認・納得してから契約をして欲しいと考えます!

 

という事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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