2023/02/08
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます！
今回は、＜注文住宅の場合「新築各工程検査」は必須！＞についてお話をします。
今日のお話は
「新築各工程検査」を依頼しませんか？
と言うお話です！
「新築各工程検査」って何？
って思われる方がいると思いますので
簡単に説明しますね！
工事を着工して
基礎工事から始まって順次
建て方工事とか外壁防水工事とか
工事が進んで行きます。
その工程毎の検査を言います。
下記資料①が
Ｙ＆Ｙ設計事務所が実施している
「新築各工程検査」になります。
上記資料①の様に
検査の種類が８項目有りますが
最低でも
依頼された方が良い検査は
５.外部防水下地検査
６.断熱材充填検査
８.完成検査
の３検査をお勧めしています。
では
何故お勧めなのか？
５.外部防水下地検査の場合で言えば
外壁の透湿防水シートの重ね寸法足らずから
雨水が壁断熱材の中に浸入する不具合や
シートが皺皺の状態のまま
下地通気胴縁を設置してしまうと
皺皺シートが通気を阻害してしまう
不具合が起きます。
更に
サッシ廻りの防水処理不具合や
配管などの壁貫通部分の防水処理不具合等から
雨漏りの
不具合事象が多く発生しています。
なので
この検査は必須検査になります。
６.断熱材充填検査の場合は
断熱欠損の有無を検査します。
断熱欠損が有れば
断熱材のすき間に外気が通り事で
結露が発生しカビの発生の原因にもなりますし
光熱費の損失が発生します。
なので
この検査も必須検査になります。
８.完成検査の場合は
床下の断熱欠損の調査や
最後の仕上げ部分の検査になります。
如何ですか？
この３つの検査は
新築注文住宅を建てられる方は
必ず依頼する事をお勧めします！
偶に
お施主様から聞くお話で
工務店側が提携している
大手民間検査会社の検査員に
各工程検査を実施して貰えるので
安心と言われる方が居ます。
エンドユーザー様から見れば
第三者的な検査会社が入って
各工程検査を実施するという事なので
問題は無いと信じる事は
仕方が無いのかな？
しかし
大手民間検査会社の検査員と
話す機会が有ったので
検査内容を聞いて見たのです。
この人達の検査内容は
マニュアルに載っている検査項目の
問題が無い箇所の写真を撮って
検査会社の本部に送る事が主な仕事との事。
詳しくは言いませんが
この事の裏側の意味が分かりますか？
この検査員の方だけが
その様にされているのかどうか？
私が言いたい事は
工務店側が提携している検査会社の工程検査は
お施主様の事を思って検査をしていませんよ！
安い検査手数料で
検査数をこなす事だけを考えている
という事です。
今日の纏めとして
工務店側が提携している大手検査会社の工程検査は
お施主様の為の検査では有りませんよ！
工務店が
責任を負わない（取らない）為の
自己防衛の為の検査ですよ！
なので
工務店側が提携している検査会社以外に
お施主様自身で
インスペクターを探して
新築各工程検査を
依頼される事をお勧めします！
という事で
工務店側が提携している
大手検査会社の工程検査のお話をしましたが
参考になったでしょうか？
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね！
今回は、これで終わります。
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「Y＆Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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