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外部防水下地検査は必須検査の一つとして!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<外部防水下地検査は必須検査の一つとして!>についてお話をします。

今日のお話は

「新築各工程検査」の内の

「5.外部防水下地検査」のお話です!

 

前回のブログで

最低でも3つの検査は必要ですよ!と書いた内の一つ

「5.外部防水下地検査」の検査内容は

 

雨水が建物内に入って

不具合を発生させない為の検査になります。

 

つまり

不具合を発生する可能性が有る施工不良

チェックして行きます。

 

もし

不具合事例写真などが有る場合は

その写真を説明をしながら検査内容を説明します。

 

では

①透湿防水シートの施工状況チェックとして

・重ね合わせ部分が

 縦方向は90㎜以上

 横方向は150㎜以上になっているか?

・横方向の重ね位置が

 サッシの上部になっていないか?

・皺が寄っていないか?

・タッカー打ち等で破れていないか?など

 

②防水テープの施工状況チェックとして

特に外壁貫通部分は

・防水テープをすき間無く貼り順に貼っているか?

 

この部分は

防水テープの色が黒色なので

注意してチェックする事が必要です。

 

下記写真①が

不適合事例の一例です。

 

【写真①】

 

上記写真①の様に

防水テープを貼り順良く貼っても

肝心のすき間を塞いでいない事例写真です!

 

何の為に

防水テープを貼るのかの

意味が分かっていませんね!

 

③バルコニー防水層の施工チェックとして

・床排水勾配は原則として1/50以上か?

・掃出しサッシ下立上りが120㎜以上か?

・上記以外の立上りは250㎜以上になっているか?など

 

⑤バルコニー手すり壁部分の施工チェックとして

・笠木天端の透湿防水シートの張り順が合っているか?

・壁取合い同士の三面交点等の防水補強は?

・オーバーフロー管の設置の有無?など

 

下記写真②が

不具合事例の一つです。

 

【写真②】

 

上記写真②は

透湿防水シートの張り方を

分かっていない業者(職人)が張ったのかな?

 

ここの施工方法として

防水部材を使用しない場合は

下記資料①の張り方になりますよ!

 

【資料①】

 

 

今日の纏めとして

「新築各工程検査」の内の

「5.外部防水下地検査」を実施していなければ

 

上記の様な不具合事象が

分からないままに

外壁を仕上げられているかも?ですよ!

 

何年か後に

雨漏りと言う不具合事象が発覚した場合

 

最初の10年間は

瑕疵保険が適用されるかもしれませんが

 

それ以降に発覚し

もし工務店が廃業していた場合は

自費で雨漏りを補修する事になりますよ!

 

その可能性を

極力少なくさせる為には「新築各工程検査」の

「5.外部防水下地検査」

が必要だと思いませんか?

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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