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準耐火構造の天井点検口等の設置には要注意!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<準耐火構造の天井点検口等の設置には要注意!>についてお話をします。

今日のお話は

前回のブログの続きで

木造住宅準耐火構造

天井点検口などのお話です。

 

もし

準防火地域の3階建ての建物

見に行く機会が有った場合は

 

準耐火構造の仕様で

建てなければならないので

下記の内容をチェックして見て下さい!

 

本題に入ります。

従来の天井点検口の場合は

アルミ製枠を使用しますので

準耐火構造仕様の建物には

使用できません。

 

なので

下記資料①の右上の絵の様に

アルミ枠を使用しない方法で

ボックス状の防火被覆を設ける等の

様々な方法で対応されています。

 

実際の事を考えると

点検口の開閉に対して

少し不安を残してしまいますね!

 

【資料①】JOTOのSNSより

 

 

その開閉の不安を無くしたのが

下記資料②の

45分準耐火構造対応品

JOTOのメーカーから出ています。

 

【資料②】JOTOのSNSより

 

上記資料②の

天井点検口に厚さが15㎜以上の

強化せっこうボードで仕上げれば

準耐火構造に対応できますので

 

施工も簡単で

使い勝手も従来の天井点検口と同じ様に

簡単な開閉で使用出来ます。

 

ここで問題なのは

確認申請図面に

天井点検口の仕様に関して

何も明記をしていない事が殆どですので

 

工務店は

準耐火構造仕様の事は考えずに

いつも使用している

アルミ製枠の天井点検口を

設置している可能性が有りますので要注意ですよ!

 

これと同じ様に

電気のコンセントやスイッチのボックスも

 

下記資料③の様に

準耐火構造仕様の鋼製のコンセントボックスであっても

 

4口コンセント以上の場合は

開口面積が100cm2以上になりますので

 

下記資料③に記載している通り

断熱材や耐火被覆材

コンセントボックスを覆わなくてはなりません。

これも要注意したい箇所ですね!

ダウンライトの場合も一緒ですからね!

 

【資料③】JOTOのSNSより

 

 

今日の纏めとして

準耐火構造仕様の建物で

天井や壁に穴を開ける場合は

防火・準耐火性能などの対応が

必要になりますので要注意ですよ!

 

確認検査機関の完了検査では

天井点検口やコンセントボックス等の

仕様迄はチェックしませんので

契約不適合のままの建物が

引き渡されますので要注意して下さいね!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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