Y&Y設計事務所
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小さな不具合から他の欠陥が発見されるかも?

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<小さな不具合から他の欠陥が発見されるかも?>についてお話をします。

今日のお話は

住宅の不具合事象に対する

電話相談のお話です。

 

相談内容は

基礎にひび割れが入っているとの事で

 

その話を

質問しながら色々と聞いて見ると

 

隣の敷地で

業者が大きな下水管を埋める工事をしていた事が

直接的な原因かどうか分からないけど

基礎にひび割れが入っているとの事でした。

 

その基礎の

ひび割れの原因を調査して欲しいとの事でした。

 

最初に

基礎のひび割れを確認してみました。

 

下記写真①が

基礎のひび割れ箇所の写真です。

 

【写真①】

 

その後

建物の外回りを調査して見ると

下記写真②、③不具合事象を発見しました。

 

【写真②】

 

 

【写真③】

 

上記写真②、③は

同じ方向の基礎と土間との取合い

 

建物の西面全体に

すき間が3㎜前後開いていました。

 

依頼者に

このすき間の件をお話すると

全然気が付いていないと言うか

気にしていなかったそうです。 ☜ こちらの方が・・・・。

 

このすき間から

床の傾斜計測をする前に

東側に床が傾斜している事が想像つきました。

 

案の定

1階6帖洋室の対角線上で

床の高低差が9㎜計測しました。

 

6帖の長辺の角々で6㎜

短辺の角々で4㎜の高低差が有りました。

 

6帖の一室での床の高低差が

9㎜、6㎜、4㎜有っても

 

品確法などで

瑕疵が存する傾斜の

6/1000以上ではなかったのですが

 

基礎と土間との取合いと

この床の傾斜

原因として考えられる事は

 

隣地で実施された

業者の大きな下水管を埋設する時の

工事と考えられます。

 

それにしても

依頼者の方は

床の傾斜に関して

全然気が付いていませんでした。

 

傾斜数値は

3/1000未満でした。

 

因みに

建物が3階建てだったので

 

図面上で

建物外壁の傾きを作図して見たら

最低でも15㎜前後は傾斜している事に?

 

この事から

依頼者が工事をした業者に伝えた所

 

業者の方で

建物外壁面の傾斜計測の結果

参考値として32㎜の傾斜

3.869/1000の傾斜と記載されていました。

 

依頼者からの連絡は

この業者からの報告書をメールして頂いた後は

連絡が有りませんので

 

その後

どの様に対処されたかは分かりません。

 

個人的には

もっと追求したかったのですが・・・・。

 

そもそもの相談内容が

上記写真①基礎のひび割れでした。

 

このひび割れの原因は

ピアノ線を差し込む調査の結果

 

建物が傾いた時に

基礎のモルタル仕上げが土間コンに付いて引っ張られ

モルタル仕上げが割れたと考えられました。

 

 

今日の纏めとして

依頼者が気にしていた

小さな基礎のひび割れから

全然違う

大きな不具合事象が見つかりました。

 

この様な

事例が有りますので

何か気になる事が有れば

どんどん

電話相談をされた方が良いと思いますよ!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

新築住宅の「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象が無い様に

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果を考えて依頼しませんか?

 

依頼する事で

少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?

 

勿論

入居後の不具合事象に関する電話相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く

詳細な住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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