2023/08/12
「住宅診断」を数多く実施して
不具合事象の原因追求をして来たから分かる
施工未済や施工不良 そして自然の力など
インスペクターから見た住宅設計とは・・・
「泣き寝入り」や「後悔」しない為に
住宅プラン作成の応援をして行きます！
今回は、＜２階ユニットバスの場合は界床は必須ですよ！＞についてお話をします。
今日のお話は
２階にユニットバスが有る場合のお話です。
下記写真①は
玄関の上に
ユニットバスが設置されている写真です。
この写真の
現況説明として
ユニットバスの下は室内の玄関です。
上記写真①の
赤丸で囲った胴縁部分を見て下さい。
この胴縁の上部あたりが
天井の仕上がり高さになります。
分かり易いのが
左側の赤丸部分の胴縁と
その上に見える黒色の排水管との距離が
殆ど無いのが分かりますね。
もし
この建物が準耐火構造の建物で有れば
この殆ど距離が無い
天井仕上げと配管の間に
最低でも
構造合板１２㎜＋ＰＢ９.５㎜以上の
界床が必要になります。
この写真の場合
天井下地の野縁を組む事を考えれば
玄関の天井高さを
最低でも１５cmくらいは下げないと
構造用合板の受け材も必要ですので
界床の施工は出来ないでしょうね！
と考えた場合
準防火地域の３階建ての場合は
準耐火構造にしなくてはならないので
１階の階高を高くするか
又はユニットバスの下の
室内の天井高さを低くするかを
事前に
考えておくことが必要ですね！
もう一つ
考えておく事が必要なのは
フラット３５Sを使用して建てる場合です。
ユニットバスの下が
車庫の場合は
外気に接する床になりますので
ユニットバス下の界床に下に
床の断熱材が必要になりますので
要注意ですよ！
実際の話として
住宅診断を実施した時には
その床の断熱材を
チェックする事が出来ませんので
図面で
事前チェック出来ない場合は
工務店に確認する様にしています。
まぁ
回答は無いですね！
今日の纏めとして
準耐火構造に関わらず
２階にユニットバスを
設置するプランの場合は
必ず
ユニットバスの下側に
界床の設置を標準にしませんか！
という事で
今日のお話は参考になったでしょうか？
Ｙ＆Ｙ設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ！
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「プラン思い込み図面チェック」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか？
依頼する事で
少しでも不安（泣き寝入り）を少なくしませんか？
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もＯＫですよ！
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね！
今回は、これで終わります。
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「Y＆Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く
詳細な住宅診断とは、
ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、
もし不具合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不具合事象が無い事で安心。
納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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