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木造の梁貫通穴の規定が無いから心配ない?

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<木造の梁貫通穴の規定が無いから心配ない?>についてお話をします。

今日のお話は

に開けられる穴の大きさのお話です。

 

新築住宅の中間検査時に

たまたま立ち会ったのですが

 

この現場の梁に

大きな貫通穴が連続して開けてあったのです。

 

え”~ぇ

梁背の3分の1くらいの大きな穴が・・・・。

 

それも

連続3つも並んで開いているでは有りませんか!

 

そもそも

木造の梁に穴を開けても良かったのだろうか?

 

それでも

中間検査の検査員

その穴を指摘している風では無かった。

 

まぁ

貫通穴の片方の面に

薄い補強プレートが穴の上ラインから下面に

ビスで留めてあった。

 

この様な現場に

遭遇した事がなかったので

 

早速

事務所に帰って調べてみました。

 

結果として

下記資料①にも記載している通り

 

木造についての梁の切欠き制限は有っても

梁貫通穴に関しての規定が有りません。

 

なので

日本ツーバイフォーの「根太等の横架材」部分に

参考になる目安が下記資料①になります。

 

【資料①】

 

 

上記資料①の内容は

あくまでも参考なのですが

 

インスペクターとしては

この資料①に沿って判定する様になると思います。

 

もし私が

その現場の「住宅診断」をしていた場合は

 

指摘をしたとしても

不具合としての指摘ではなくて

 

何を根拠にされましたか?

 

その根拠を

教えて貰えないでしょうか?

くらいしか報告書には記載出来ないのかな?

 

今回見た現場の穴を

実際に計測してはいませんが

 

上記資料①の規定が

木造の梁の規定で有った場合はNGなのかな?

 

 

今日の纏めとして

木造の梁貫通穴の規定が無ければ

 

各自で

判断するしか有りませんね!

 

穴の大きさや位置から

構造計算で解析出来ると思いますが

 

実際に

規定が無い事項に対して

費用をかけてまで計算を実施するかな?

 

今の所は

上記資料①を参考にするしかないのでしょうね!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?

 

勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y設計事務所」が お客様に提供させて頂く

詳細な住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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