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基礎ベース筋かぶり厚さ確保には要注意!

今回は、<基礎ベース筋かぶり厚さ確保には要注意!>についてお話をします。

今日のお話は

前回のブログ繋がりで基礎のお話です。

 

新築各工程検査の中の「基礎配筋検査」

重点を置いている箇所は

基礎鉄筋のかぶり厚です。

 

下記図面①を見て下さい。

かぶり厚さを説明する為の図面です。

 

【図面①】

 

 

上記図面①に記載している

「かぶり厚60㎜」の2箇所が要チェック箇所で

特にベース部分のかぶり厚さです。

 

新築住宅の殆どの現場では

捨てコンを建物の外周廻りにしか打設していません。

 

この事が原因で

下記写真①の様に不具合が起きてしまいます。

 

写真が見難いのですが

かぶり厚さ50㎜で規定の60㎜をクリアしていません。

 

【写真①】

 

 

不具合の原因は

砕石の転圧不備による事と

捨てコンを打設しない様になったからです。

 

配筋検査時に指摘しても

その場で簡単に直せますが

 

実際に下記写真②の様に

コンクリートを打設し始めたら

 

かぶり厚さを確保するためのサイコロ

砕石にめり込んでしまうでしょうね!

 

【写真②】

 

 

注文住宅を依頼されている方は

基礎の中央部分にも捨てコン

打設して貰う様に依頼して下さいね!

 

コストが上がると言われたら

せめて下記資料①

サイコロ用プレート100×100

サイコロの下に設置する様に依頼しませんか?

 

【資料①】

 

 

もう一つの

基礎立上り部分の地中に埋設する部分

かぶり厚さ60㎜の件ですが

 

下記写真③の様に

かぶり厚さ60㎜

スペーサー(プラドーナッツ)

設置していれば安心ですね!

 

【写真③】

 

 

今日の纏めとして

基礎配筋検査を実施していて

いつも必ずチェックする箇所で

重要な箇所を説明しました。

 

この箇所の不具合は後を絶ちません!

 

注文住宅を建てられる方は

第三者のインスペクターに依頼して

検査をして貰う事をお勧めします!

 

という事で

今日のお話は参考になりましたでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?

 

勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

昨日のウォーキング

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