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高基礎をする場合のコンクリート打ち継ぎに要注意!

今回は、<高基礎をする場合の生コン打ち継ぎに要注意!>についてお話をします。

今日のお話は

高基礎のお話です。

 

下記写真①は

ウォーキングをしている時に見つけた

高基礎の写真です。

 

何故か

3層に分かれている様に見えませんか?

 

【写真①】

 

 

上記写真①の

3層の位置をハッキリと示した写真が

下記写真②になります。

 

【写真②】

 

 

何故

3層に見えてしまうのでしょうか?

 

偶々雨上がりだったので

時間的に

基礎が雨で濡れて乾く途中だったと考えられます。

 

がしかし

何故3層になっているか疑問に思いませんか?

 

それを説明した絵が

下記概略図①になります。

 

【概略図①】

 

 

上記概略図①で

何故3層になるのか?

 

その理由は

コンクリートの打ち継ぎだという事が

お分かりになったと思います。

 

しかし

この様に3層に見えてしまうのは

何か不具合が出ると思いませんか?

 

基礎表面の

モルタル刷毛引き仕上げが薄すぎたのか?

 

これは私見になりますが

恐らく

3層のラインの継手部分は

コンクリートを打ち継いだままの状態で

モルタル刷毛引き仕上げを掛けたと思われます。

 

なので

打ち継ぎ部分は雨で濡れてしまえば

打ち継ぎ部分に雨が染みこみ

 

モルタル刷毛引き仕上げが乾いた後も

打ち継いだ中に入り込んだ雨水が

染み出ている状況だと推測します。

 

この状態のままで

何年も経過すると白華現象が現れて来そうですね。

 

白華現象とは

アルカリやカルシウム成分を含んだ水分が

この場合は

この打ち継ぎ部分のすき間を通って

表面に表れて空気中の炭酸ガスと反応して

乾燥すると白い結晶が現れる現象です。

 

そうなると

見た目が見苦しくなるので

あまり好ましくは有りませんね!

 

なので

その白華現象を発生させない方法として

 

下記概略図②の様に

コンクリート継手部分に

コーキング打ちをお勧めします。

 

そうすれば

打ち継ぎ部分に雨水が入り込まないので

白華現象を未然に防ぐ事が出来ると考えます。

 

【概略図②】

 

 

その他の方法としては

モルタル刷毛引き仕上げの代わりに

弾性リシンローラー仕上げをする

物件が増えて来ましたね!

 

この特徴としては

材料が弾性で柔軟性が有るので

コンクリートの収縮クラックなどの

小さなひび割れを抑える仕上げ材も有ります。

 

 

今日の纏めとして

注文住宅を依頼した時に

プラン的に高基礎になる場合は

 

上記に記載した

コンクリート打ち継ぎ部分に

コーキング打ちを工務店に依頼して下さいね!

 

予算が有る場合は

弾性リシンローラー仕上げを提案してみて下さい!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

売主側「建物状況調査報告書」に対しては

「セカンドオピニオン」は必須!

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?

 

勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

昨日のウォーキング

距離12.2km 15,939歩

トータル170日目

距離1,565.3km 2,070,463歩