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既存住宅瑕疵保険が付保される住宅だから安心なのか?

Y&Y設計事務所

住宅診断で幸せな暮らしを応援します!

 

今回は、<既存住宅瑕疵保険が付保される住宅は安心か?>についてお話をします。

今日のお話は

既存住宅瑕疵保険の適合検査及び建物状況調査

基礎ひび割れに対する見方のお話です。

 

そもそも

上記二つの検査・調査は

床下に入っての調査は実施しません。

 

その代わりとして

外部基礎ひび割れの判定方法が有り

 

外部の基礎に

0.5㎜以上のひび割れが有った場合

 

下記写真①の様に

ピアノ線をひび割れに挿して

深さ20㎜以上有るかどうかを確認します。

 

【写真①】

 

 

上記写真①は

ピアノ線が10㎜も入らなかった写真になります。

 

この場合は判定は

基礎表面のモルタル仕上げ材のみが

ひび割れていると判断して不具合無しの判定になります。

 

つまり

既存住宅瑕疵保険の適合検査に合格して

既存住宅瑕疵保険が付保される住宅になります。

 

ただし

ピアノ線での

正式に決められたは判定方法は有りません。

 

下記写真②は

ピアノ線の長さを図っている写真で

ピアノ線部分が約20㎜で有る事が分かると思います。

因みにピアノ線の直径は0.3㎜です。

 

では何故

0.3㎜のピアノ線を使用するのか?

 

それは

基礎本体のひび割れ幅が0.5㎜以上あれば

0.3㎜のピアノ線が十分入ると考えているからです。

 

【写真②】

 

 

しかし

上記の様な基礎ひび割れの判定方法は

私から言わせると「まやかし」に過ぎません!

 

何故ならば

基礎のひび割れが貫通している場合

 

例えば

外部から見たひび割れ幅が0.3㎜で有った場合は

上記の検査や調査では不具合無しとなりますが

 

実際に床下に入って

同じ個所のひび割れ幅を計測してみると

0.5㎜以上を計測する事はざらに有りますよ!

 

 

今日の纏めとして

既存住宅瑕疵保険が付保される住宅だと言っても

瑕疵が存する可能性が無いとは言い切れません。

 

既存住宅瑕疵保険が付保される住宅だから

安心・安全な住宅ではない事を

十分理解しておいて下さいね!

 

という事で

今日のお話は

参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

売主側「建物状況調査報告書」に対しては

「セカンドオピニオン」は必須!

 

既存住宅の場合は

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勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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