2025/10/15
Y&Y設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します!
住宅を建てる又は購入する前に
是非、一読下さい!
今回は、<住宅の耐久性能を劣化させる要因として!>についてお話をします。
今日のお話は
木造住宅を建てるに当たって
4つの性能を考えて施工しますが
その内の「耐久性能」に関してのお話をします。
「耐久性能」に関するお話をする前に
住宅を劣化させる要因を色々と箇条書きにしてみると
下記の様に8つ要因が考えられます。
①コンクリートの強度不足
②鉄筋のかぶり厚さ足らず等の施工精度不足
③木造躯体の接続金物不備等の施工精度不足
④断熱材設置時の施工精度不足
⑤透湿防水シート張り時の施工精度不足
⑥外壁通気構法の未完結
⑦小屋裏換気口の取付不備
⑧床下換気口設置時の施工精度不足
最初の①~③は
耐震性能にも関わる要因になります。
④はズバリ断熱性能に関わる要因ですが
耐久性能にも関わる要因でもあります。
⑤~⑧は
明らかに耐久性能に関わる要因です。
上記の8つの要因の中で
住宅が完成してから比較的に早く発生する不具合は
雨漏りや結露による構造材の腐朽です。
雨漏りに関しては
住宅瑕疵保険で10年間は保証されますが
結露に関する不具合は保証されません。
この事から
耐久性能を貶める要因としての
結露に関する不具合を
上記④と⑥~⑧の要因から考えてみます。
④の断熱材設置時の施工精度不足は
床・壁・天井(屋根)の
断熱材施工時の断熱欠損が
結露を発生させる原因になります。
⑥の外壁通気構法の未完結は
土台水切り部分から外気が入って
その外気が外壁通気層を通って
軒裏通気見切り金物から
外部に排出するシステムが外壁通気構法なのです。
この外壁通気構法が完結されていれば
室内で発生した湿気を
通気層を通って外部へ排出できますが
出口の軒裏通気見切り等の
出口金物が設置されていなければ
室内から排出された湿気が
通気層の中で滞留してしまい
外壁通気層内に結露が発生してしまいます。
その結露が
透湿防水シートなどの不備などから断熱材に浸入して
断熱性能を劣化させたり
又は室内に浸入して
室内にカビを発生させるなどの原因を
作ってしまいます。
⑦の小屋裏換気口の取付不備は
軒裏換気口や棟換気口の設置不備から
小屋裏内に室内からの湿気が浸入
または
外気と小屋裏内の温度差から
小屋裏内に結露が発生してしまいます。
極端な事を言えば
その結露が
天井断熱材に溜まってしまい
結露水が多くなり過ぎれば
室内天井に水シミとして
不具合が発生する原因になります。
また
屋根野地板面にカビが発生したり
腐朽させる原因にもなります。
⑧の床下換気口設置時の施工精度不足は
土台水切り部分の穴が
モルタルなどで塞がっていたりすると
床下内に外気が侵入しなくなる為に
床下内に湿気が滞留してしまう事や
室内の温度と床下との温度差が
結露を発生させる原因にもなります。
この結露が
床下構造材を腐朽させる原因になり
シロアリを誘い込む要因になってしまいます。
如何でしたか?
今日の纏めとして
住宅を劣化させる8つの要因の内
住宅の「耐久性能」を劣化させる
4つの要因を分かり易く記載してみました。
この「耐久性能」を劣化させる要因を
取り除く為には
特に注文住宅を建てられる方は
新築各工程検査を依頼させる事を
お勧め致します。
という事で
今日のお話は
参考になりましたでしょうか?
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今回は、これで終わります。
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不具合事象を少しでも減少させる為に
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