2025/10/22
Y&Y設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します!
住宅を建てる又は購入する前に
是非、一読下さい!
今回は、<石積み擁壁の上に土羽が有る敷地は要注意!>についてお話をします。
今日のお話は
新築分譲住宅をプランする為の敷地調査のお話です。
結論から
注文住宅を建てる為に
敷地を物色されているエンドユーザーの方は
値段が安いからと言って
下記写真①の様な
敷地を購入する場合は要注意ですよ!
今回
新築分譲住宅をプランする為に
敷地の調査に行ったのです。
そしたら
上記写真①の様な
石積みの天端から敷地地盤面まで
約900㎜の高低差が有る
約45°の土羽になっていました。
エンドユーザーは
単純に石積みの上に
CB土留めを積めばよいと
考えられるかもしれませんが
その様に
簡単に事は進まないのです。
先ず1つ目は
石積み天の上に
CBとかコンクリートの
土留め擁壁は施工出来ません。
何故ならば
元々の石積みが
その様な土留め擁壁を施工出来る様な
構造になっていないからです。
なので
石積み擁壁の内側に
石積み擁壁に荷重がかからない様に
擁壁を施工しなければなりません。
しかし
石積み擁壁に荷重がかからない事を
証明する事が難しいです。
一番問題なのは
石積み天から敷地地盤面までの高低差が
約900㎜有る事です。
コンクリートで
L型擁壁に施工する場合は
コストの問題が出て来ますし
型枠CB擁壁で
L型擁壁を施工するにしても
その擁壁の安全性を証明させる事が
管轄の役所によっては必要になります。
一般的には
CB2段までで有ればOKですが
それ以上になるとNGになります。
CB擁壁の安全性を証明する事は
非常に厄介になるので
土羽の内側の敷地にプランが入れば
まだ良いですが
入らなければ
石積みの内側に擁壁を建てる為の
莫大な費用が必要になります。
なので必ず
敷地を契約する前に
土留め擁壁の件を役所で確認して
土留め擁壁の予算を
十分確保出来なければ
その敷地の購入は諦めましょう!
今日の纏めとして
上記写真①の様な敷地に
役所が許可を出す
擁壁を施工したとしても
地震時に
敷地地盤が揺れるので
建物の不同沈下が必ず発生します。
なので必ず
地盤調査結果が良くても
鋼管杭補強は実施しておきましょう!
という事で
今日のお話は
参考になりましたでしょうか?
昨日のウォーキング&ジョギング
距離は10.9km 歩13,391歩
トータル772日目(休んだ95日間含む)
総距離6,702.1km
総歩数8,768,305歩
このブログ内容に聞きたい事が有れば
下記メール又は携帯電話へ連絡を下さいね!
メール:info@yandykensa.com
携帯電話:090-1183-5008
今回は、これで終わります。
※ご意見、ご感想がある場合はこちらからお願いします。
Y&Y設計事務所は
「住宅診断」を実施して
沢山の不具合事象を見ていますので
これらの
不具合事象を少しでも減少させる為に
売主側の
「建物状況調査報告書」に対しては
「セカンドオピニオン」は必須!
既存住宅の場合は
「住宅診断」は必須ですよ!
注文住宅の場合は
「新築各工程検査」や
「住宅コンサルティング」を
費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?
依頼する事で
家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?
勿論
設計事務所として
住宅の設計相談もOKですよ!
毎日ブログを更新していますので
住宅の購入を考えている人は
他のブログも見て下さいね!