2025/11/26
Y&Y設計事務所は
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住宅を建てる又は購入する前に
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今回は、<室内の空気を換気計画通りにする為には?>についてお話をします。
今日のお話は
室内の換気計画についてのお話です。
建築確認申請に於いて
24時間換気設備が必須になったのは
2003年7月に
改正建築基準法が施行されてからです。
下記資料①は
トイレなどの24時間換気扇によって
居室の給気口から入って来た空気の流れが
示されている一般的な例です。
資料①の資料では
トイレなどの24時間換気扇が
室内の空気を排出する事で
居室に設置している給気口から
綺麗な外気が入ってきて
室内が換気されるという
システムが示されています。
因みに
建築基準法で義務化されている
室内の換気回数は毎時0.5回以上です。
がしかし
2003年から現在になっても
実際に室内の空気が
滞り無くまんべんに
毎時0.5回以上換気される住宅は有りません。
トイレなどに設置している
24時間換気扇の能力は
建築基準法通りであっても
室内の空気が基準法通りに
換気されていないのが現状です。
それは何故でしょうか?
理由を大まかに言えば
住宅全体の気密性能が無いからです。
言い換えると
壁・天井・床がすき間だらけという事です。
何故ならば
日本の住宅は
そもそも気密性能を考えた
住宅ではないからです。
今年2025年4月に
省エネ基準が義務化され
断熱性能の数値が確定しましたが
気密性能に対しては
数値の義務化が決められていないのです。
ゆえに
高気密・高断熱住宅を建てられる工務店は
工務店各自でそれぞれ
気密性能を表すC値を決めています。
因みに
高気密住宅と一般的に言われる性能は
C値が1.0以下と言われています。
では
C値が1.0の気密性能の住宅であれば
換気計画は100%達成されるのでしょうか?
然に非ず!
下記資料②は
C値と給気口からの給気量の割合を示したグラフです。
この資料②を見てみると
C値が1.0であっても
給気口からの給気量の割合が50%なのです。
この事があるので
高気密・高断熱住宅を謳っている工務店は
C値の目標を0.5以下にしているのが現状です。
なので
もし注文住宅を計画されている方は
C値を0.5以下に抑える様に
工務店に要望しましょう!
今日の纏めとして
換気計画は机上の計算通りにはならないので
24時間換気扇の能力をキリキリにするのではなく
余裕の有る換気扇を設置しましょう!
注意する事は
給気口の位置と
24時間換気扇の位置(居室の出入り口の位置)
が対角線になる様に設置する事が重要ですよ!
ショートサーキットには要注意!
という事で
今日のお話は
参考になりましたでしょうか?
昨日のウォーキング&ジョギング
まだ腰痛と右足膝の痛みが取れず中止。
距離は0.0km 歩数は0,000歩
トータル806日目(休んだ101日間含む)
総距離7,009.0km
総歩数9,156,912歩
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今回は、これで終わります。
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