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軒ゼロ住宅でも軒樋が付く軒の出は要注意!

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今回は、<軒ゼロ住宅でも軒樋が付く軒の出は要注意!>についてお話をします。

今日の話は

軒ゼロ住宅の建物をよく見ますが

軒樋を設置する側の軒の出を

300㎜以上にしませんか?

というお話です。

 

下記資料①のポンチ絵は

軒ゼロの場合の建物で

壁内に雨水を浸入させない為の

施工事例を記載しています。

 

このポンチ絵のポイントとして

防水シートを屋根の野地板まで

張り上げる事を謳っています。

 

【資料①】

 

 

屋根の野地板まで

防水シートを張上げれば

 

なるほど

雨水は壁内には浸入しません。

 

がしかし

上記資料①のポンチ絵の

左側の「軒の納まり」を見て下さい。

 

軒側も

軒ゼロとしての納まりを書いていますが

 

一般的に

小屋裏換気用に

軒裏に軒裏換気材(通気部材)を設置します。

 

このポンチ絵には

通気部材が書かれています。

 

しかし

上記資料①の納まりであれば

壁の防水シートを

野地板まで張り上げていますので

 

軒裏の軒裏換気材(通気部材)から入った外気が

小屋裏に入る事が出来ません。

 

つまり

小屋裏換気が出来ないという事になります!

 

小屋裏換気は

フラット35の融資を受ける場合は

必須施工項目です。

 

フラット35の融資を受けなくても

住宅の耐久性能を考えた場合は

 

小屋裏換気は

施工すべき項目になります!

 

ゆえに

上記資料①の様に

屋根の野地板まで

防水シートを張上げるのではなく

 

屋根タルキ下まで

張り上げるとして考えた場合

 

軒ゼロのままでは

屋根タルキの間から

雨水が壁内に浸入する可能性が高いです。

 

この事から

軒の出を壁芯から

300㎜以上にしたいですね。(私見)

 

因みに

軒ゼロと言っても

軒の出は壁芯から160㎜位になりますので

 

軒裏換気部材を軒先に設置すれば

約100㎜ほど距離が開きますので

 

雨水が壁内に入る可能性は

極端に落ちると思います。(私見)

 

なので

軒ゼロの住宅を考える場合は

 

せめて

小屋裏換気計算で

軒裏換気口の開口面積で計算する場合は

 

軒樋を設置する方の軒の出を

壁芯から300㎜以上にしませんか?

 

 

今日の纏めとして

軒ゼロ住宅を考える時は

 

壁内に雨水浸入を防ぐ事と小屋裏換気に

対応する為に

 

軒樋が付く軒先の出を

300㎜以上にしたいですね!

 

という事で

今日のお話は

参考になりましたでしょうか?

 

昨日のウォーキング&ジョギング

距離は9.0km  歩数は12,320歩

トータル839日目(休んだ110日間含む)

総距離7,244.8km

総歩数9,466,634歩

 

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