2025/12/29
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今回は、<軒ゼロ住宅でも軒樋が付く軒の出は要注意!>についてお話をします。
今日の話は
軒ゼロ住宅の建物をよく見ますが
軒樋を設置する側の軒の出を
300㎜以上にしませんか?
というお話です。
下記資料①のポンチ絵は
軒ゼロの場合の建物で
壁内に雨水を浸入させない為の
施工事例を記載しています。
このポンチ絵のポイントとして
防水シートを屋根の野地板まで
張り上げる事を謳っています。
屋根の野地板まで
防水シートを張上げれば
なるほど
雨水は壁内には浸入しません。
がしかし
上記資料①のポンチ絵の
左側の「軒の納まり」を見て下さい。
軒側も
軒ゼロとしての納まりを書いていますが
一般的に
小屋裏換気用に
軒裏に軒裏換気材(通気部材)を設置します。
このポンチ絵には
通気部材が書かれています。
しかし
上記資料①の納まりであれば
壁の防水シートを
野地板まで張り上げていますので
軒裏の軒裏換気材(通気部材)から入った外気が
小屋裏に入る事が出来ません。
つまり
小屋裏換気が出来ないという事になります!
小屋裏換気は
フラット35の融資を受ける場合は
必須施工項目です。
フラット35の融資を受けなくても
住宅の耐久性能を考えた場合は
小屋裏換気は
施工すべき項目になります!
ゆえに
上記資料①の様に
屋根の野地板まで
防水シートを張上げるのではなく
屋根タルキ下まで
張り上げるとして考えた場合
軒ゼロのままでは
屋根タルキの間から
雨水が壁内に浸入する可能性が高いです。
この事から
軒の出を壁芯から
300㎜以上にしたいですね。(私見)
因みに
軒ゼロと言っても
軒の出は壁芯から160㎜位になりますので
軒裏換気部材を軒先に設置すれば
約100㎜ほど距離が開きますので
雨水が壁内に入る可能性は
極端に落ちると思います。(私見)
なので
軒ゼロの住宅を考える場合は
せめて
小屋裏換気計算で
軒裏換気口の開口面積で計算する場合は
軒樋を設置する方の軒の出を
壁芯から300㎜以上にしませんか?
今日の纏めとして
軒ゼロ住宅を考える時は
壁内に雨水浸入を防ぐ事と小屋裏換気に
対応する為に
軒樋が付く軒先の出を
300㎜以上にしたいですね!
という事で
今日のお話は
参考になりましたでしょうか?
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