Y&Y住宅検査
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不適合事例9 階段として

今回は、<不適合事例9 階段として>についてお話をします。

下の写真は、新築住宅の住宅診断にて確認された階段段板の傾斜の不適合事象です。

住宅を見に行く時は、水平器を持参して確認して見て下さい。

下の写真ぐらいの傾斜でしたら分かりますよ!

新築住宅に限らず中古住宅でも、

この様な段板の傾斜が確認されます。

特に、階段廻り部分の段板の傾斜が、

下の写真の様に酷いですね!

 

【段板傾斜9/1000の傾斜】

 

【段板傾斜13/1000の傾斜】

 

実際に施工するのは大工さんです。

一昔で有れば、大工さん自身が階段を刻んでいましたが、

今では殆ど建材メーカーの方でプレカットして来ます。

プレカットなのに何故、この様に段板に傾斜が付いてしまうのでしょうか?

答えは極簡単で、

階段を架ける為の基礎的な知識が無い大工さんが多い事が原因と思われます。

いやいや、建材メーカーのプレカットが悪いと大工さんは言われるかも・・・・。

 

何故、ここで私が階段段板の傾斜を取り上げたかと言いますと、

国土交通省が推奨している?インスペクションの

建物状況調査の調査項目にも、

既存住宅売買瑕疵保険加入の為の検査項目にも、

この階段段板の傾斜についての調査・検査項目が無いのです。

 

実際に階段段板に大きな傾斜が有ったとしても、

上記の調査・検査をするインスペクターは、

項目に無いので階段段板の傾斜の調査・検査はしません。

調査・検査項目に無いから階段部分はノータッチなのです。

ゆえに、階段部分以外に問題が無ければ、

問題無し又は検査に合格してしまいます。

何故、調査・検査項目が無いのだろうか?

すごく不思議な気がします。

本当に上記の調査・検査は安心と言えるのだろうか?

 

その点は、私が加入しているNPO法人日本ホームインスペクターズ協会の

検査項目には階段の傾斜項目が有りますので、

安心して下さい。

 

話を戻して、

今回の様に階段段板の傾斜が酷くても気が付かないのは、

階段段板に一歩一歩足をのせるから気が付かないと思われます。

昔の中古住宅よりも最近の新築住宅の方が、

この様な傾斜を発見する確率は高い気がします。

 

この階段段板の傾斜を直す事になった場合は、

大変な工事になりますので、

もし今現在、注文住宅で家を建てている方は、

階段を架けた段階で、

現場監督さんに確認して頂いた方が宜しいかと思います。

中古住宅の場合は、傾斜判断基準は6/1000ですが、

新築住宅の場合は、せめて2/1000以内で有れば良しとしますかね。

今回は、これで終わります。

 

※追伸として

「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。