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2階設備給排水用PSとして

今回は、<2階設備給排水用PSとして>についてお話をします。

今から住宅を建てる予定の人は

2階又は3階のトイレ・洗面・ユニットバスなどの

給排水管を部屋内にPS(パイプスペース)を作って見えない様にするのか

それとも、直接外に排水管を露出させるかを決める事が必要になります。

 

下記写真は

2階にユニットバス・洗面所が有る間取りで

パイプスペースに入る所で

排水管を集中させている写真です。

 

【天井裏に排水管を通す為に防音処理を施した配管の写真】

 

分かり易くする為に

2階建ての場合でお話をします。

2階トイレの排水管をどうするのか?

部屋内にパイプスペースを作って排水管を隠すのか

または、外に配管を露出させるかの

二つの方法が考えられます。

 

それぞれメリット・デメリットが有りますので簡単に説明します。

パイプスペースを作って配管する場合

どうしても部屋の天井に配管を通す事になりますので

排水時の排水音が気になる事と

排水管のメンテナンス用の点検口が必要になります。

点検口が有っても、それでもメンテナンスは遣り辛いです。

居間とか台所の上にトイレが有る場合は

居間又は台所の天井に

トイレ排水管用の点検口を天井に付ける事になります。

分譲住宅の場合

点検口を付けていない場合が有りますので注意する事が必要ですね!

外に配管を露出させる場合

排水管のメンテナンスがとても楽ですが

排水管を出す位置が、家の正面だった場合は

見栄えはあまりよろしくないです。

 

私の場合は

家のメンテナンスを考える事に重点を置きますので

外に露出させる方が家の為になると考えています。

 

上記写真の場合はどこに点検口を設置するのでしょうかね?

パイプスペースに入る所だけに設置するのか?

それぞれ住宅設備の排水管が降りた所に設置するのか?

この場所は、玄関ポーチの天井部分だから

点検口は設置しない可能性も有るかな?

パイプスペースで配管を隠すのは

果たして、見栄えを良くする事になるのでしょうかね?

 

【点検口から見たトイレ配管の写真】

 

上記の写真は

新築住宅の住宅診断で

トイレ下(台所)の点検口を開けて

排水管の写真を撮ったものです。

この場合は

排水管を外に露出する配管方法でしたが

メンテナンスの事を考えて

点検口の設置を標準施工にしている工務店でした。

ここまで考えている工務店もいます。

住宅診断をしていて

色んな所に気配りをしている事が分かる住宅でした。

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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