Y&Y設計事務所
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買取再販物件の見方として

今回は、<買取再販物件の見方として>についてお話をします。

これから中古住宅を購入しようと物件を見に行った時

その中古住宅が既に外壁を塗り替えていた場合は

再販買い取り業者に誤魔化されない様に

下記写真部分を気を付けてチェックして見て下さい。

築19年の買取再販物件の中古住宅の住宅診断で見つけた事象です。

 

別に、その施工自体が良い悪い?ではなく

買取再販物件の中古住宅は

この様な施工をしている事を認識して欲しいのです。

 

【目地部分がひび割れた状態の上に塗装をしている事例】

 

【バルコニーの笠木上部ハンドレール支持ゴム部分の劣化の事例】

 

一枚目の写真の目地部分をよく見て下さい。

目地の中央部分の所々にひび割れの跡が確認出来ます。

この中古住宅は、目地部分のシーリング材を取り除かずに

その上に塗装をして

言い方が悪いですが誤魔化しています。

 

外壁の塗替えをする場合は

目地部分のシーリングを取り除いて

新しいシーリングを打ち直します。

何故ならば

目地のシーリング材の耐久年数が約10年なので

外壁を塗替えをする時に取り除いて打ち直すのが理想です。

完全にリフォーム工事費用を節約した例です。

 

二枚目の写真は

バルコニーの笠木上部ハンドレール支持ゴム部分の劣化を其のままにしています。

ゴム部分の付け根部分をよく見て下さい。

ゴム部分が経年劣化して縮んで隙間が開いています。

この隙間から雨水が躯体まで浸入した場合は

手摺の躯体を腐朽させる原因になります。

買取再販業者は

ここ迄を確認していなかったのか

又は、取り替える費用を節約したかのどちらかと考えます。

この箇所は、契約前に仲介業者に言って

必ずシーリングをして雨水侵入を防ぎましょう!

本当は手摺内部を詳細調査をした方が良いのですが。

 

どうでしたか?

床下・屋根裏に入っての調査以外に

事前にチェックする箇所が分かっていれば

ほんの少し注意してチェックすれば

なるほど!と

理解される事でしょう!

 

今回のブログの内容は

買取再販業者の巧妙なテクニックのほんの一部分です。

今後も、分かり易い例が有れば

ここにアップして行きます。

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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