2021/01/26
今回は、<べた基礎配筋ピッチとして>についてお話をします。
将来的に住宅を建てる又は
分譲住宅の購入を考えている人は
今の内に
住宅の事を色々と調べておいて損は無いですよ!
このブログの内容も参考にして下さいね!
住宅団地などで
今から着工する分譲住宅が有れば
べた基礎配筋ピッチをチェックして見て下さい。
下記資料の「べた基礎配筋表」は
新築住宅の瑕疵保険の設計施工基準になっています。
上記資料の赤ラインを引いている数値で
重い住宅のスラブ配筋が「D13@150【シングル】」になっています。
また
軽い住宅のスラブ配筋が「D13@200【シングル】」になっています。
この「重い住宅」、「軽い住宅」の意味合いは
一般的に
外壁がサイディングと考えた場合
屋根葺き材が瓦の場合が「重い住宅」で
それ以外を「軽い住宅」と考えれば良いです。
しかし
このスラブ配筋ピッチの「D13@200【シングル】」を
採用する工務店は
殆ど無いようです。
将来的にリフォーム工事で
屋根材の葺き替えをする可能性が有る事を考慮すれば
「D13@150【シングル】」にしておいた方が無難と考えるからでしょうね。
もし
「D13@200【シングル】」を採用している工務店が有った場合は
コストダウンをシビアにされている工務店か?
または
何も考えていない無頓着な工務店かの
どちらかですね!
また
注文住宅で
打ち合わせをして決めた場合は
鉄筋費用が多少違うだけなので
もう一度
考え直した方が良いと考えます。
今回のブログで何が言いたいかと言いますと
「D13@200【シングル】」を採用している工務店は
敬遠しておいた方が・・・・です。
基礎工事が完了したら
鉄筋配筋ピッチは見えなくなってしまいます。
つまり
その家全体が
見えない箇所が
どれだけコストダウンしているか不安になりませんか?
コストダウンは別に悪い事ではないのですが
将来
何かリフォーム工事をする時に
材料が再利用できなかったりとか・・・・
色々出て来て
結局は
リフォーム工事代が高くなってしまう可能性が大きいですね!
これは
私の経験上からの考えですので
絶対的な事では有りません。
あくまでも参考として下さいね!
今回は、これで終わります。
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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、
ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、
もし不適合事象が有れば、
その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、
不同沈下などの傾きが有れば、
建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、
より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、
お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に
説明するサービスを提供させて頂いています。
ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、
安心とは、不適合事象が無い事で安心。
納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。
住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。
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