Y&Y設計事務所
対象エリア:広島・岡山・山口

telお問い合わせ

〒730-0731 広島県広島市中区江波西1丁目6番35号
営業時間:8:30~18:30    定休日:不定休    MAIL:info@yandykensa.com

計測機器にも創意工夫が必要!

今回は、<計測機器にも創意工夫が必要!>についてお話をします。

1月29日の「気まぐれブログ」に胡蝶蘭の事を書いていますが

何か物事に対して興味が湧くと

追及して見たくなるのは

皆さんも

同じだと思います。

胡蝶蘭に花を咲かせる為には

日頃の手入れをどの様にするのか?

実際にやってみる事が一番手っ取り早いと思いませんか。

これと同じ様な事なのですが

住宅診断を実施するに当たって

壁の傾斜計測はとても大切な項目です。

この計測数値を

より正確に計測するには

ジャスト2mの計測間距離で

壁の傾斜が計測できる道具が必要になります。

ただ単に60cmのデジタル水平器だけで

計測するインスペクターもいますが

全ての壁面が実際に真っすぐとは限りません。

もし

壁がへの字になっていた場合

デジタル水平器で計測すると

5/1000とか6/1000等の数値が出てしまいます。

ある瑕疵保険法人の壁の計測マニュアルには

その壁の同じ位置の上下3か所を計測して

その平均数値を

そこの壁の傾斜として考える方法が有りますが

果たしてそれが良いのでしょうか?

残念ながら、私は納得できません。

自分を納得させる為に

壁の計測間距離は2m前後と決まっていますので

下記写真の道具を作成しました。

この道具を使用すれば

壁がへの字になっていても

それを跨いで計測する事が出来ます。

 

【手作りの計測補助道具】

下記写真の様に壁の傾斜を計測します。

【壁計測方法の写真】

この手作りの補助道具に

60cmのデジタル水平器を磁石で付く様に細工をしています。

この方法が

一番正確に壁の傾斜計測の数値が出せると考えています。

この補助道具を考える前には

レーザーレベルを使用して計測する補助道具として

計測間距離ジャスト2mの位置に

上下30cmの物差しを取付けた道具を使用していましたが

時間と手間が掛かり過ぎていました。(笑)

 

Y&Y住宅検査では

より正確に建物の現状を検査・調査する為には

計測機器にも一工夫する事も重要と考えています。

不適合事象の原因を追究する事と同じ様に

計測機器・道具にも色々と創意工夫して行きます。

今回は、これで終わります。

 

◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊

「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊♦◊