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既存住宅売買瑕疵保険の検査とは?

このブログは

住宅診断を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入りしない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<既存住宅売買瑕疵保険の検査とは?>についてお話をします。

先日のブログには

既存住宅売買瑕疵保険に加入しませんか?>をアップしました。

これは

あくまでも

買主様にとってのメリットとして

主として

住宅ローン控除(減税)など

軽減対策をする為の方法としてアップしました。

しかし

今から説明する内容は

既存住宅売買瑕疵保険に加入できた中古住宅は

瑕疵・欠陥などが無い

つまり

問題が無い

安心・安全な中古住宅だと勘違いされる方がいますので

そうではない事の説明を

基礎のひび割れの事象を取り上げて説明します。

下記二枚の写真を見て下さい。

 

【基礎ひび割れ幅0.90㎜】

 

【基礎ひび割れ幅0.85㎜】

 

この二枚の基礎のひび割れの写真は

床下に入っての検査で確認された

基礎のひび割れの事象です。

既存住宅売買瑕疵保険の検査では

明らかに合格しないひび割れの幅です。

この建物の場合は

外部からは

このひび割れが有るとは気付かなかったのです。

何故ならば

床下換気口の下部分まで

犬走りのコンクリート土間が施工されていて

ひび割れが見えない状況だったのです。

この状況の事だけを考えた場合

既存住宅売買瑕疵保険の検査では

外部からは

このひび割れが確認されませんので

ひび割れは無しで

既存住宅売買瑕疵保険のチェックシートには記載され

他の問題が無ければ

付保証明書が発行されます。

つまり

既存住宅売買瑕疵保険付きの中古住宅になるのです。

住宅診断をしている経験上

このひび割れの上の部屋が和室意外であれば

おそらく

床の傾斜では

6/1000以上が

部分的であっても計測されていると考えられます。

しかし

各瑕疵保険法人によって

床の計測方法が違う為に

問題無しで検査に合格する場合も有ります。

 

どうですか?

既存住宅売買瑕疵保険の合格した中古住宅

イクオール(=)

安心・安全・問題が無い中古住宅

では無い事を

理解していただけましたでしょうか?

 

中古住宅の現況を検査するには

床下・屋根裏に入っての検査が有る

住宅診断を実施して

目視で確認できる範囲で

劣化事象の原因を追求できるインスペクターに

依頼しませんか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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