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床下換気扇が作動しなかったら?

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<床下換気扇が作動しなかったら?>についてお話をします。

中古住宅の購入を考えている方は

床下換気扇が設置しているかどうかを

現地を見に行った時に必ず確認して下さいね!

床下換気扇を設置した

本人が不在だった場合は

床下換気扇が設置している事を

仲介業者の方も知らされないまま

買主様にも知らされないまま

契約をしてしまう事になりますので

注意喚起の為に

ここで改めて

床下換気扇の事をお話をします。

それは

床下の湿気問題から

床下の環境が変わってしまうからです。

 

【赤丸部分に床下換気扇】

 

【赤丸部分の床下換気扇】

 

上記の写真は

以前

築28年の木造住宅を

3月の下旬に

既存住宅瑕疵保険適合検査をさせて頂いた時の

床下の写真を撮った時の写真です。

床下収納庫から覗いて見える範囲で

3か所床下換気扇が設置しているのが確認出来ました。

何か月かの間

人が住んでいないにも関わらず

床下の状況は

床下のグラスウール断熱材が

少しカビっている位で

その他は

湿気ているとかと言う事象は

見当たりませんでした。

この事から見た場合は

床下換気扇

キチンと作動していれば

それなりに

床下の湿気環境は

悪くならずに済むのかなって思います。

でここで問題になるのが

次に住む人が

契約時に

床下換気扇が設置している事の

説明が無かった場合はどうなるでしょうか?

説明が無ければ

床下換気扇を作動する事もしないでしょうね。

作動していない床下換気扇を

床下換気口に設置したままの状態で有れば

近い将来的には

床下換気口から

床下に空気が流入しない事から

床下に湿気が籠り

床下構造材などの腐朽などの問題が発生します。

特に

床下に湿気が多くなった場合には

シロアリの被害など

色々な思いもよらない

大きな出費になるかも知れませんね!

という事になりかねないので

必ず

中古住宅の現地を見に行った場合は

床下換気口をチェックしましょうね!

それと一言

仲介業者に

床下換気扇は設置していませんか?

もし設置しているのであれば

作動しますか?って聞くのも

良い方法かもしれません。

作動しないのであれば

撤去をして貰う事が無難と考えます。

どちらにしても

床下換気扇の件は

必ず確認しましょう!

 

今日の内容は、参考になりましたでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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