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中古住宅を契約する前に「住宅診断」

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<中古住宅を契約する前に「住宅診断」>についてお話をします。

中古住宅の購入を考えている方へ

例え

見える所が大変綺麗にリフォーム工事をされていても

見えない床下・屋根裏は

下記写真の様な

不具合事象が満載という事を

よくよく頭に入れて置いて下さいね!

 

【シロアリの蟻道】

 

【基礎を斫った後の残材】

 

上記の中古住宅の場合

住宅診断の依頼主様のお話では

既に契約されていて

建物全体が綺麗にリフォーム工事をされていたので

何も不安になる様な事は無かったのですが

念の為に

「住宅診断」を依頼したとの事でした。

私が

この中古住宅を見て

買取再販業者の中古住宅なのかな?

と思いながら外部の検査をしていました。

何故ならば

綺麗にリフォーム工事をしていたのです。

お話を聞いて見たら

元々は

新婚夫婦が購入して

リフォーム業者に依頼をしたとの事。

しかし

色々な事情が有って

この家に住む前に

手放す事になったそうです。

ゆえに

売主は個人であり

個人間売買での契約との事でした。

住宅診断を実施した結果

上記写真の様な不具合事象が確認され

売主が買取再販業者で有れば

2年間の契約不適合責任が有るので

上記不具合事象の手直し依頼が出来るのですが

今回の場合は

売主が個人で

尚且つ

「契約不適合責任の免責」で契約したとの事でした。

となれば

上記の不具合事象は

自腹で直すしかないのでしょうね!

泣き寝入りになるのかな?・・・・

と言っても

床の傾斜は最大が4/1000ぐらいだったので

中古住宅で一番問題になる

床・壁の傾斜に関しては

それほど悪くない!と考えた場合

残りの問題は

シロアリの被害がどうか?

床下に入っての検査では

被害状況は確認出来ませんでしたので

この件に関しては

シロアリ専門業者に依頼する様に

アドバイスをさせて頂きました。

この中古住宅の場合は

シロアリの被害の有無がどうだったのかを

依頼主様に確認まではしていませんが

たまたま

それ以外は

それほど大きな不具合が無かったので

運が大変良かったのかな?

今日の纏めとして

中古住宅を購入(契約)する前には

例え

外観など見える範囲は綺麗で有っても

見えない床下などに

どの様な不具合が有るか分かりません。

なので

床下・小屋裏に入っての検査が有る

住宅診断を依頼された方が無難だと思います。

ただし

建物状況的なインスペクションは

意味が無いので依頼はしない様に!

 

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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