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住宅診断で「外部取付金物・給排水」の何を調査するのか?

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今回は、ホームインスペクション(住宅診断)で「外部取付金物・給排水」を調査する場合、

外部取付金物・給排水の何処の何を、どの様に、調査して行くのか?を、実例の写真で説明していきます。

※この調査項目は、「既存住宅瑕疵保険加入の為の検査」及び「建物状況調査」の調査項目には入っていません。

次回からは、建物内部のホームインスペクション(住宅診断)の内容に移ります。

外部取付金物・給排水の調査する項目として

以下の項目意外にも有りますが、実情に即した項目です。
◆既製品バルコニーの調査  (目視による)
◆給湯器本体、給湯器廻りの調査  (目視による)
◆外部水栓、水道メーター、その他の調査  (目視による)
◆最終枡の調査  (目視による)

今回は、この4項目について説明します。

◆既製品バルコニーの調査として
①バルコニー本体の劣化の有無を調査します。
この写真は、組立ボルトがサビている事例です。

②手摺が壁に固定されているかどうか等を調査します。
この写真は、手摺部分が壁に固定されている問題の無い事例です。

③床の劣化の有無を調査します。
この写真は、デッキ部分にコケは生えている事例です。

◆給湯器本体、給湯器廻りの調査として
給湯器には、ガス給湯器、エコキュート等の給湯器が有り、本体と接続配管の劣化などを調査します。

①この写真は、給湯器の品番、製造年月日を確認する為の写真です。

この写真は、耐用年数の目安を付け、依頼者にアドバイスする為に必要です。

②この写真は、給湯器に接続されている配管の保温材の劣化の写真です。

◆外部水栓、水道メーター、その他の調査として
最終的に外部に取り付けられている機器など全てを調査します。

①散水栓ボックスなどの調査をします。
この写真は、散水栓ボックスの中が土で埋まって使用できない事例です。

②足洗い場付き立水栓などの調査をします。
水を出して水量、排水の流れを調査している写真です。

③水道メーターにて敷地内の漏水検査をします。
この写真の矢印の先に有るコマの回転を診て、敷地内の給水管が漏水しているかどうかを確認します。

span>④その他電気メーター廻り、ガスメーター廻り、電気・電話引き込み支持金物の調査をします。
この写真は、電気メーター廻りの隙間が有る事例です。

この写真は、ガスメーター廻りのガス管支持金物のサビの事例です。

電気・電話線引き込み支持金物に劣化などの有無を確認する為に撮った写真です。

◆最終枡の調査として
汚水・雨水最終枡は、必ず中を調査します。しかし、最終枡の蓋が開けられない場合も有ります。
①この写真は、最終枡の蓋が開けられない取手のサビの事例です。

②この写真は、汚水最終枡の中に植物の根が生えている事例です。

③この写真は、雨水最終枡の底に砂が溜まっている事例です。

※何度も書きますが、今回の調査項目は、宅建業法改正に伴う「建物状況調査」及び「既存住宅瑕疵保険加入の為の検査」の項目には入っていません。

中古住宅を購入後、敷地内のどこかに漏水が有っても誰も保証はしてくれません。

給湯器が耐用年数をはるかに超えている事も分からず購入して、直ぐに取替で30万円の出費は困りますよね。

だから、「住宅診断」をする事が必要なのです。


今回は、これで終わります。