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発泡ウレタン吹付断熱工法はNGですね!

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住宅を建てる又は購入する前に

是非、一読下さい!

 

今回は、<発泡ウレタン吹付断熱工法はNGですね!>についてお話をします。

今日のお話は

高断熱・高気密住宅の仕様で

外壁には外壁面材を採用し

屋根・外壁の断熱材には

発泡ウレタン吹付の仕様が

増えた様ですが大丈夫でしょうか?

というお話です。

 

先月

雨漏りの電話相談が有りました。

 

もう既に

建てた工務店が雨漏り調査をする為に

外壁を剥がしているとの事でした。

 

外壁を剥がして原因を追究する

この工務店には誠意を感じられますね!

 

取り敢えず

相談者の電話の説明を聞いていても

雨漏りの箇所を聞いていてもよく分からず

図面をメールして貰う事にしました。

 

メールして頂いた立面図から

軒ゼロの建物で

雨漏りをしている箇所は

水下の軒裏部分か又はサッシ廻りから

雨水が浸入したのではないかと判断しました。

 

まぁ

普通に考えたら妥当な判断と思ったのですが

 

相談者から話を更によく聞くと

外壁には外壁面材を張っていて

 

屋根・壁ともに発泡ウレタン吹付断熱材

吹いている事が分かりました。

 

でここで

????・・・・?になったのです。

 

つまり

下記写真①の様に

断熱材を施工していれば

室内まで雨水が浸入して来るのか?

 

【写真①】

 

 

個人的な先入観ですが

発泡ウレタン断熱材を室内面に吹いていれば

 

発泡ウレタンには防水性が有るので

室内に雨水が浸入しないと思っていたのですが?

 

疑問に思って調べてみると

住宅に一般的に使用される発泡ウレタンは

短期的な防水性が有るのですが

 

発泡ウレタンの素材の性質(脆さ)から

長期的な防水性は期待できない様です。

 

この様な事から

総合して雨漏りの原因を連想して見ると

 

発泡ウレタン吹付が

連続的に均一に吹かれていたら

 

室内に雨水が浸入する事は

考えられないと思いますので

 

下記写真②の

赤線で囲ったような

発泡ウレタンが均一に吹かれていない箇所

断熱欠損が存在し

 

その個所から

室内に雨水が浸入したと考えられますが

 

雨水が浸入した個所と

室内に漏水した個所が

かけ離れている可能性も有ります。

 

【写真②】

 

 

結局のところ

発泡ウレタンの性質を説明し

室内側の壁・天井を剥いでみないと分からないと

相談者には伝えました。

 

 

今日の纏めとして

外壁・屋根断熱材を

発泡ウレタン吹付断熱仕様にした軒ゼロの建物

雨漏りが発生した場合は

 

軒ゼロ部分を全部剥がして

根本を調査せずに

一時的な対処療法で対応される場合は

 

軒裏の通気見切り廻りの防水処理を

シッカリと施工する方法位なのかな?

 

私見として

発泡ウレタン吹付断熱材の施工は

NGにしませんか?

 

という事で

今日のお話は

参考になりましたでしょうか?

 

昨日のウォーキング&ジョギング

距離は11.4km  歩13,627歩

トータル768日目(休んだ95日間含む)

総距離6,669.8km

総歩数8,729,267歩

 

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