Y&Y設計事務所
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中古住宅の不同沈下チェック!②

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<中古住宅の不同沈下チェック!②>についてお話をします。

今日のお話は

中古住宅の購入を

考えている方に対しての

注意点、チェックする箇所等のお話になります。

 

では本題に入ります。

中古住宅を見学に行かれた時に

もし

下記一枚目の写真の様な

扉が閉まり難い箇所が有った場合で

扉の丁番が緩んでいなかった場合は

不同沈下の可能性が有りますので

他の

サッシ等の引違い窓などもチェックして見て下さいね!

特に一階部分です!

もし

下記二枚目の写真の様に

サッシの枠と障子ガラスに

上下それぞれのすき間幅が違う箇所も見つけたら

ほぼ不同沈下の可能性が大きいです!

 

【扉の下側と敷居が擦っている状況写真】

 

【掃出しサッシの上部にすき間が開いている状況写真】

 

この様な場合は

一旦外に出て敷地の環境を確認して見て下さい!

もし

敷地境界に低い法面が有った場合や

基礎などに

0.50㎜以上のひび割れが有った場合

そして

下記写真の様に

コンクリートブロック塀などに

ひび割れが確認された場合は

 

【ブロック塀の目地部分が大きく開いている写真】

 

その中古住宅の購入を

慎重にされた方が良いと思います。

慎重に!と言うのは

契約前に必ず「住宅診断」を実施して

床・壁の傾斜傾向を確認しましょう!

という事です。

傾斜傾向は

中古住宅で有れば

大なり小なりは

どの物件でも有りますので

問題は

傾斜の程度と法面との関係などを

総合的に判断しましょう!

「住宅診断」を依頼される時には

電話又はメールで

不同沈下の原因などを追究して

判断をしてくれるかどうかを確認して下さいね!

でないと

ただ単に床の傾斜が有りました。

判定基準の範囲内でしたくらいしか

報告して貰えませんので要注意ですよ!

 

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂くサービスとは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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